あの人、〇〇のくせに××してる!!

と、人を見てモヤる時。



例えば、

・経験が浅いくせに、独立してフリーランスになってる!
・文章があんまり上手くないくせに、偉そうにブログで発信してる!
・絵の勉強をちゃんとしてないくせに、SNSで堂々と自分の作品を上げてる!

いろいろあるでしょう。



どうしたらいいのか


「あいつ、AのくせにBしてる」と、他人に対してモヤモヤする場合、

・本当は、めっちゃBをやってみたいけど、我慢している
・実は自分が、Bをできる人間だとうっすら信じている
・けれど自らハードルを掲げて、Bをやらずにいる

という状態であることが多いです。



どうしたらいいか?
さっさとBをやれってことです。

先ほど挙げたモヤモヤの一例は、どれも昔、私が感じていたものです。
今は1ミリもそんな風には思わなくなりました。
なぜか?
自分がBをする側になったからです。
Bに取り組んだら、あいつAのくせに〜!とイラつく気持ちは、本当に綺麗さっぱり消え去るんです。


...いや、そうは言っても怖いよね。Bをやってみるのって。
本当にやりたくって、真剣に憧れているからこそ、うまくいかないのが怖くて、なかなか一歩を踏み出せないのだよな。


ところで。
もしただ憧れているだけなのだとしたら、モヤモヤやムカムカはそこまで湧いてこないはずなんです。純粋に、その人がやっていることはすごいなぁ、と思うだけで。
自分にもそれができそうだ、ってうすうす勘づいているから、心が波立つのです。
条件さえ揃えば自分だって本当はできるはず。なのに、あいつはその条件をすっ飛ばして、私の憧れの地に辿り着きやがって...!と、悔しくなっているのです。


ここでよくよく考えてみたいのですが、そのクリアすべき「条件」は、勝手に自分が設定したものであることがほとんどなんですよね。

経験年数が短くてもフリーランスになっていいし、
文章が拙くてもブログを書いていいし、
絵の専門的な勉強をしてなくてもSNSで絵を上げていい。

なのに、Aの状態だったらBしちゃダメなんだ!できないんだ!と、自分で設定したルールで自分を縛り、憧れを遠ざけて苦しんでいるのです。
これを世では自作自演と言います。





と、ここまで偉そうに書いているのですが、実は私もつい最近、「あの人、AのくせにBしてる!!」という嫉妬の炎でメラメラしてキーキーしていました。
さすがにまだ生々しすぎて、中身はここでは書けないけど。笑

そのモヤモヤと向き合う中で、
「あぁ...Bしたいんだな私は」
「でもBするのがとっても怖いんだな」
「だから、制限なくBしてる人を見て、すごく羨ましがっているんだな」
「本当は、自分だってBできるはずだって思ってるな」
と、さまざまな思いが去来したのです。

はぁぁ〜〜
自分のイライラを他人のせいにできたら、ある意味"楽"なのだけどね。
他人(=AのくせにBしてる人)の存在は、あまりイライラの原因と関係ないんです。
関係ないというのは、他人が自分をイライラさせてくるのではなく、自分の中に設けた制限で、自らイライラを産出している、ということです。
これを世では自作自演と言います

ただ、自分の中に湧いた願望を他人の上に映して、ちょっとねじれた形で表出させてしまってるだけなんだよね。


結論としては、
いいからさっさとBをやれ



まとめ

「あの人、AのくせにBしてる!!」という嫉妬の気持ちでモヤモヤする時は、シンプルにBをやりたいという気持ちを認めて、怖いままさっさとやることです。

他人はただ、あなたの願望を映しているだけなので、いくら他人に対して腹を立てても、鏡の中の像に向かって怒りをぶつけるようなもので、事態はあんまり変わらない。

まぁとにかく、さっさとBをやれ。