新しいことにチャレンジするために持っておくといい感覚は、2種類あると思います。
ひとつは、「きっとできるから大丈夫!」という感覚。
もう一つは、「できなくても大丈夫!」という感覚。
2種類の大丈夫を育てる
私の場合、こうすればうまくいくだろうと逆算して計画を立てて、ある程度ゴールが見えた状態で走り始めることは得意です。
が、うまくできそうとあらかじめ思い描けないものは、やってみたいと思っても、「勝算が低いから無理だろ...」と、はなから諦めてしまうことが少なくありません。
先日も、やってみたいことを前に尻込みしていたら、パートナーに
- 先のことを考えすぎ。シンプルに何も考えずやってみたらいいのに
と言われたのですね。
いろいろ話す中で、自分は「できなくても大丈夫!」という信頼感が薄いな...と気づきました。
できなかったら死んでしまうと思っているので、まず能力を伸ばしてできるようになる、あるいは、できないならやらない選択肢を選びやすいのです。
一方、人と話していると、自分とは逆に、「できなくても大丈夫」の感覚が強くて、「きっとできるから大丈夫!」が弱い人に会うこともあります。
これはどちらが良い悪いという話ではなく、両軸をうまく育てないと、 やりたいけれども怖いことにチャレンジする勇気って湧きにくいのではないか、と思ったのです。
「きっとできるから大丈夫!」は、成功体験を積んで、うまくできるという自信を持つことで育ちます。
この感覚が弱いと、「どうせ無理、自分にはできない」という思いで、途中で挫折してしまうことが多いです。
「できなくても大丈夫!」は、失敗体験を積んで、それでも大丈夫だと感じることで育ちます。
この感覚が弱いと、「失敗するわけにはいかない」という思いで、失敗しなさそうなことしか選べなくなっていきます。
いずれの感覚が弱くても、うまくいかないというイメージにばかりフォーカスが当たって、本当にやってみたいことにチャレンジしづらくなるのです。
「きっとできるから大丈夫!」を育てるには、ちょっと背伸びが必要な(でも、全く歯が立たないほどではない)目標を立ててやり切ることです。
できるから大丈夫だ、と行動で証明し、体に落とし込むために。
「できなくても大丈夫!」を育てるには、ダメだと思っている自分、できない状態の弱い自分を人に曝け出すことです。
できなくても大丈夫だ、と行動で証明し、体に落とし込むために。
できるから大丈夫と、できなくても大丈夫の感覚は、植物の茎と根のようなものだな、と思います。
できるから大丈夫という自信は、見える部分でしっかり自立する茎のようなもので、
できなくても大丈夫という安心感は、見えない部分で倒れぬように底支えする根のようなもの。
両方がしっかり育っているから、安定して花や実をつけることができるのではないかな。
まとめ
「きっとできるから大丈夫!」という感覚と、「できなくても大丈夫!」という感覚。
どちらもバランスよく持っていれば、やりたいことに飛び込みやすくなるのではないかな、というお話でした。
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