何かが欲しい、と思っても、すぐに叶わなかったり、叶えるのが困難だったりする願いはよくあります。

その時に、それがない状態でも楽しめる状態に、自分をどれだけ持っていけるか?が幸せの鍵な気がします。


これ、願いを叶えること自体を諦めるのではなく、かつ、別にそんなもの欲しくないもん!とすねるわけでもありません。

願いは願いとして持っておきながら、今、目の前で手に入るものを最大限楽しみ尽くすのです。



具体的にどうしたらいいか


「願いは願いとして持っておきながら、今、目の前で手に入るものを最大限楽しみ尽くす」が簡単にできるのなら良いものの、それが難しい瞬間もあります。

例えば恋愛で、つれないあの人に振り向いて欲しい...!という思いでいっぱいになって、仕事や趣味が全然手につかない、みたいな状態はわかりやすいですよね。

願いが叶ってない状態への不満や不快感に意識が強く向いてしまって、それしか考えられなくなってしまうことはあるものです。


そんな時は、

1) 願いが叶わない苦しさに思いっきり浸る(苦しい!しんどい!とめそめそする)
2) 今願っていること以外の部分で思いっきり楽しむ(今やりたいことに打ち込む)

という順でプロセスを踏むのが大事な気がします。
いきなり2からスタートできるならしてもいいのですが、なかなか難しい時もありますよね。

ほら、よく巷の恋愛指南で、「あの人のことを思って心が苦しい時には、自分磨きをしてみましょう!」とか言うじゃないですか。
たしかにそうかもしれんけど...
うるせぇふざけんな、そんな簡単に割り切って他のことができてたら悩んでねぇわクソが!って思いませんか?
私は昔、よく思ってたよ笑


これ、ファーストステップのめそめそが足りないのです。

願いが叶わなくて寂しい、不安、怖い、イライラする...
そんなネガティブな気持ちを避けようとして、どうにか状況を自分に都合の良い方へ変えよう、コントロールしようとじたばたするから苦しくなるのです。

そう言う時は一旦、願いを叶えるためにあくせくと動くのをやめましょう
代わりに、じっと動かずに、肩までどっぷりそのネガティブ感情に浸るのです。


ぐてっと横になったままで、
「さみしいよね」
「不安でいっぱいでマジで辛い」
「どうしようどうしよう〜〜〜もうやだ〜〜〜」
などの言葉を口に出してみたり。
泣きたかったら泣いてもいいし、腹が立ったら枕を殴ってもいいし。

※ただし、他人に直接ぶつけるのはおすすめしません。しちゃう時もあるけどね!





そうやって辛い感情を思いっきりだだ漏れさせてしかばね化している内に、ふと気づく瞬間があります。
「あ、今の私、頭と体と心がめっちゃヒマなんだな...
「ネガティブめそめそタイム、飽きたな...
と。

退屈さが出てきたら、次の一歩を踏み出すチャンスです。
めそめその代わりに、他にもっと楽しいこと、やりたいことをやるか...という気持ちへ自然と切り替わるからです。
(ここで無理にポジティブになろうとしてるな、と思うなら、まだめそめそ不足です。もう少しめそめそしておいて)


そうなると、健全に「願いは願いとして持っておきながら、今、目の前で手に入るものを最大限楽しみ尽くす」をできるようになります。

早く叶わないかなぁという気持ちがよぎることはあっても、固執したり、気分が沈み込んだりせず、淡々と願望達成に向けた行動を取れるようになりますし、
願いが叶ってなくても、目の前の楽しいものを楽しんでいる今、幸せだよな!
と(負け惜しみとかでなく)素直に思えるようになるのですね。



まとめ

似た話はここでもしてました。

「これを叶えたい」という思いが執着になって苦しい時の考え方

「これを叶えたい」という思いが執着になって苦しい時の考え方

執着との向き合い方についてまとめました。


不足感で苦しみながら願い続けるのでなく、幸せな上でさらに願っていけたら健全だよね、というお話でした。