問題は、問題だと思うから問題になるのではないか。
...と言いますと?
問題はなぜ起こるか
たとえば。
ある人が月30万円稼いでいて、生活が問題なく回っていたとします。
しかしある日、SNSで、月100万円稼ぐ人の生活の投稿を見たり、メディアで、老後の年金問題の懸念に関する報道を聞いたりして、急に自分が月30万円しか稼いでいない、ということにショックや不安を感じたとします。
これってつまり、月30万円なんて少なすぎて問題だ!と感じた瞬間から、稼いでいる額のことが問題になったのです。
逆にそれまでは、月30万円をネガティブなものとしては認識していなかったので、問題としては現れてこなかったのです。
つまり、問題は、問題だと思うから問題になった。
どうしたら、「問題」に振り回されないのか
これは問題だ!大変だ!なんとかしなきゃ!という思いが湧いた時に、それが問題だと思った理由を立ち止まって考え直すのがおすすめです。
なぜ、それが問題だと思った?
どのポイントに問題があると思った?
どのようにならなきゃいけない(なってはいけない)と思った?
それ、全部本当に???
特に、憧れの人/信頼している人/すごい人/偉い人/尊敬する人/好きな人の言葉って、往々にして影響されやすいものです。
そういう人から、あなたのこの部分がダメだ、これは変えたほうがいい、というメッセージを受けると、染み込みやすいんですね。
もちろん、それによって自分を良い方向に変えていくこともできるのですが、自分に合っていなくて、しっくりこないメッセージなのに、そのまま飲み込んでしまった時に、目の前の現実が問題だという思いが生まれやすいです。
問題だと思う「それ」を、解決すべき問題だと思いたいのか?
という視点で問い直してみるといいのかなと思います。
まとめ
問題は、問題だと思うから問題になる。
今問題だと思っているそれを、本当に「問題」として解決したいだろうか?
そもそも、殊更に問題視しなくてもいい可能性もあるのでは?
これを覚えておくと、問題に振り回される前に、ちょっと立ち止まることができるのだと思います。
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