ワーキャー族とスンッ族


世の中にはワーキャー族スンッ族がいる。
と思います。
前者は、心があれこれ揺れやすく、後者は揺れることが少ないです。


ちなみに私はワーキャー族。
ちょっとしたことですぐドキドキハラハラしたり、おろおろしたりします。

一方、私のパートナーはどんな時にもほぼ取り乱さない、スンッ族のプロです。スンッ族のプロってなんだ?
逆の立場だったら多分泣いてた。




スンッ族は、なぜスンッなんだろう?



過去の私は、めちゃくちゃワーキャーワーキャーして、日々の出来事に感情をぶんぶん振り回されまくっていました。
が、スンッ族のパートナーと一緒に過ごすようになり、だいぶ落ち着きました。


スンッ族を観察していると、一つ一つの出来事にいちいちドラマチックさを付与しないな、と感じます。

問題や不具合があれば、都度対処する。対処したらそれでおしまい。

たまに理解不能な人に会ったり、思いがけない理不尽に遭ったりしても、そういうこともあるよな、とシンプルに受け入れて、都度必要な対処をしている、と感じるのです。


また、妄想劇場を繰り広げることが少ない、とも感じます。

例えば、誰かにメッセージを送った後、なかなか既読がつかない時、我々ワーキャー族は、
「ブロックされた?」
「何か自分に問題があったから嫌われた?」
「そういえばあの時に…」
と、悪いイメージをどんどん膨らませてしまいがちです。
が、スンッ族は「連絡ないな。そういうこともあるか」で終わって、それ以上のことを考えたり、詮索・妄想したりしないのです。


スンッ族の考え方や行動を見ていると、自分がいかに事実から離れた思い込みに振り回されているか、実在しないものを勝手に後付けして恐れているか、ということに気づく瞬間が多々あります。

そうして気づくたびに立ち止まる癖をつけたことで、疲れ切ってしまうほどに感情を揺らすことが減りました。


キーワードは「そういうこともある」なのかもしれません。



まとめ

いまだワーキャーしてしまうことは少なくないのですが、心が揺れる時というのは、余計なところまで思考を回しすぎて、暴走している場合が多いように感じます。

ま、そういうこともあるよな。
と、現状が現状であることを、一旦抵抗せずに受け入れることで、取るべき次のアクションを取りやすくなるのかな、と思うのです。