ついつい、自分にダメ出ししてしまう。

めちゃくちゃ高い理想の自分を思い描いて、そこに至れない自分をいつも否定してしまう。

という話を聞くことがあります。



どうしたら自己否定をやめられる?


自己否定はのようなものなので、「ついやってしまう」という場合は、意識的に止める練習をするのがおすすめです。

まずは、自分にダメ出ししていることに気づいて、「あ、またやってる」と意識するのです(ここで、「あぁぁぁ自分、またやっちゃってる...」とさらに自己否定するのではなくてね)。

俯瞰して、自分という生き物を観察するようなイメージです。
ふむふむ、こういう時に自己否定モードに入っちゃうのか。
こういうパターンでダメ出しを始めてしまうのね。

自己否定していることに気づいたら、別のことを考えます
今日の夕飯のこととか、週末の予定とか。なんでも構いません。


気づく、意識を別のところに向ける...の繰り返しで、少しずつ、自動で自己否定モードに入っていたのを止められるようになります。





自己否定は、大概防御壁のようなものです。
自分のここはだめだと否定し、矯正しようとすることで、周りの人から攻撃されないように守ろうとしていることが多い。

自分の中にジャッジマンを置いておき、失敗して攻撃されないよう、監視しているのです。

(本当は、そんな厳しい否定を挟まなくても、自分の行動を変えたり、見直したりすることはできるのですよね)



世界そのものが厳しいのではなくって、自分が自分に対して厳しく否定するから、世界が自分に対して厳しく見えてしまっているだけなのです。

世界が自分を攻撃してくるのではなく、自分が自分を攻撃するから、その攻撃から身を守ろうとしたくなるのです。



ということで、自己否定を続けると、負のループに陥りやすいです。

周りの人にだめな奴と思われるかもしれない。
だから自分で自分を監視し、自己否定して、よりよくなろうとする。
でもその結果、ますます世界に監視されているような感覚に陥る。
自分と世界は鏡なので。


そこから抜け出すべく、まずは、少しずつ自己否定にブレーキをかけるところからです。



まとめ

「いま、自己否定している」と意識に上らせて、そこから別のところに意識を向け直す。

お箸の練習のように、それをコツコツ繰り返していくのが大事なのかな、と思います。