先日、古代彫刻博物館(Museum für Abgüsse Klassischer Bildwerke)に行こうとして、博物館のWebサイトを見ていた時のこと。

大学院修士の研究発表の一環として、館内のパルテノン神殿の模型を使ったARを制作し、展示する人がいる、という情報を見つけました。


こりゃあ見に行くしかないでしょ!(๑╹ω╹๑ )



ParthenonARを体験しよう

こちらが噂のパルテノン神殿。

パルテノン神殿模型
1/20スケール。


体験用端末をお借りして、いざ体験だ!


アプリ名はParthenonAR

博物館来場者のエンゲージメントを高めることを意図してARアプリを開発したとのことで、体験は画像認識ベースで作られていました。

パルテノン神殿の正面がマーカーになっており、そこに向かって端末をかざすと、モデルが表示されて空間に固定されます。

ParthenonAR
うぉぉぉテンション上がる!

ParthenonAR
これは構造がわかりやすい


制作者さんはもともとWebエンジニアで、このプロジェクトも最初はWebARで作ろうとしたそうなのですが、安定性にかけるということで方針変更。

Unityを独学し、Vuforiaというライブラリを使って作られたのこと。

↑ここまでの流れ、かつて自分が通った道とあまりにそのまんまでびっくり。

最近おすすめのWebARライブラリを、オタク特有の早口でお伝えしてきました。


パルテノン神殿のモデルも、独学でBlenderを学んで数ヶ月かけて作ったそうです。素晴らしすぎる。




片手に体験用タブレット、もう片手にスマホを持ち、ブログ用の写真をぷるぷるしながら撮っていたところ、「体験のスクリーンショットを後で送るよ!」と言っていただけたので、ご厚意に甘えました。

以下、提供いただいた写真です。

ParthenonAR
コインマークをタップすると解説を読める。

ParthenonAR

ParthenonAR

ParthenonAR


ParthenonAR
スライダーを動かして、当時の着色された復元イメージを見ることができる

ParthenonAR

ParthenonAR

ParthenonAR
大仏か?と思ったがそんなわけない。アテナ像です
神殿モデルをタップすると、こんな感じで神殿の断面図が見られます


まとめ

同じようにARの個人開発してる人に偶然出会えて、とても嬉しかったです。

特にスライダーで比較させる体験をARでできるのが面白く、今度何かアプリを作る時のUIとして取り入れてみたいなと思いました。