ジェスチャードローイングとは?
形を正確に捉えることを主眼に置くのでなく、印象を絵に落とし込んでさっと描く絵の描き方です。
やり方
まず、ぱっと人体を見て、こんな感じの動きだな!と感じた印象を一本線で引きます。
これをLoA(ラインオブアクション)と呼びます。
上の図の黄色い線ですね。
そこに頭・胸骨・骨盤を丸で描いて、さらに手足をつけると...あっという間に人体錬成!ができるのです。
実際に100枚くらい描いてみた
上に載せた最初の方は、とりあえず慣れるためにゆっくり時間をかけて描いていたのですが、とにかく練習を重ねた方がいいな、と判断して、こちらのじぇすどろパーティという動画を見ながらガリガリ描くことにしました。
1分ずつで5ポーズ、2分ずつで4ポーズ、最後に5分で1ポーズでワンセットになっている動画です。
実際描いてみたのがこちら。
ラインを掴み始めた |
1分とか、もう一瞬で終わるのでめちゃくちゃです。
5分かけてもなにもわからない。
つまりそういうことです。
むむ...むずかしい... |
最初、LoAを引くレイヤーと、描くレイヤーを分けていたのですが、そんな暇あるなら、1レイヤーにまとめてざかざか描いた方が良くない?とこのあとくらいに気付きました。
最初の転機が訪れたのはこの辺り。
79枚目が個人的にすごくよく描けたのです。よい(噛み締め)
このあたりのポーズとかめっちゃ好き。うへへへへへ
描いていくうちに、短い時間の中でも、「このラインは直線的に描こうかな?曲線的に描こうかな?」と考える余裕が出てきました。
5分ドローイングの104枚目、めっちゃいい感じにでけたの。
だいぶ慣れてきて、5分あるとめっちゃゆっくり描けるな...!と感じるようになってきました。
1分くらいでこれくらい描けるようになった |
気付いたこと
正確さを求めるんじゃなく、勢いを絵に乗せるのが楽しい
ほんとにこれに尽きる。
うまく、正確に、完璧に...と思いながら、ちま...ちま...線を引いては直し、引いては直し...とするほどに、線の勢いが死んで、微妙な絵になっていくのです。あるよね。
書き終わって落ち着いて見たらちょっとサイズがおかしいとか、バランスが変なことはたくさんあるのですが、それでも最初の印象を伝えたい!という勢いを筆に乗せていくコツがわかってきて、楽しいです。
下手でもいいからとにかく短時間で描いてみるといい
ゆっくり完成させるのではなく、とにかく時間を区切って1分・2分・5分のサイクルを回すのがめちゃくちゃ効果的でした。
量質転化という言葉が多分当てはまるのだと思います。
とにかく余裕がないままに夢中で1動画分描いてみる→終わったら振り返る→気付いたことを1つ、次の動画のワンサイクルで活かす
というやり方で進めていくと、だんだん余裕が生まれてきます。
性癖に忠実になるとテンション上がるものを描くとうまくなる
スーツにメガネのお兄さんと筋肉の美しいお兄さんを描いたタイミングで、急に画力が上がりました。
まとめ
この描画法に出会えたのはめちゃくちゃ大きいです。自分の成長が楽しみだ。
みんなも楽しく絵を描こう。
参考書
こちらが、ジェスチャードローイングの第一冊目。人体描写について詳しく説明されているようです。
こちらの本の中にも、一番シンプルな人の描き方は最初の方に軽くまとめてあるので、それを見て学びました。
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