そこで色々話しながら、活動軸の見つけ方・育て方について考えたので、こちらでもまとめておこうと思います。
どう活動軸を見つけたか
振り返ってみると、私が「活動軸」を意識し始めたのは、マルチ・ポテンシャライトの概念を知るだいぶ前でした。
あるアーティストさんに
「アーティストステートメント(≒自分の作品への思い、なんでアート作ってるか)をしっかり固めておくといい」
と言われたので、考え始めたのがきっかけだったんですね。
でもよく考えたら、自分、いろいろな活動をやっててよくわかんないな...
と思って、また別の人に相談したら、
「切り絵とか、小説を書くのは枝の部分であって、いろいろなことをやってても幹になる部分があるはず」
と言われて、なぜ切り絵や小説を作るのか、という枝の部分でなく、それらの活動の根本にある幹の存在について深く考え、言語化するようになりました。
(枝と幹の話は多分、この記事が参考になるはず)
最初は、うまく生きられないもどかしさや劣等感を昇華する作品を作ることが自分の活動の軸にある、と考えながら活動してたのですが、
ある時、自分の創作が劣等感や欠乏感ベースで...と人に話している最中に、めちゃくちゃ違和感を感じることに気づいたんです。
あれ、いまそんな強烈に不足感を感じてないよね?そのエンジン、違くない?
ということで、欠乏感を満たす創作って、終わりだ。と自覚したのです。
どのように軸を育てていけばいいのか
軸を見つけて育てる上で、言語化しておくことはすごく大事です。
言語化することで、自分がどちらに向かって歩んでいくのか、という目印ピンを刺せるのですよね。
これは仮のもので良くて、活動していくうちに変わっていくものです。
なんだかしっくりこないな?と思った段階で、どんどんアップデートしていきましょう。
最初は、
「自分がこんな風になりたいな」
「自分がこれを楽しんで満足したい」
という自分ベースの活動軸が出来上がると思います。
ただ、自分ベースの軸での活動って、ある程度進めていくと、頭打ち感が出てくるのですよね。
私が欠乏感を満たす創作は終わりだ。と自覚したように、
「これ、このまま続けて何になるんだろう」
「なんかつまらなくなってきたぞ...このまま進んでいいのか?」
と感じる瞬間がきます。
その時に、
「自分の活動で、他人に貢献できるとしたら、何ができるか」
「自分の活動を通じて、どんな世界を作り上げたいか」
という視点で考えることで、頭打ち感を脱することができます。
自分ベースのところから、他人や世界に目を向けるのは、ちょっと思考の転換が必要です。
自分だけのワクワクを満たすことだけでなく、それに加えて、自分のできること・得意なことを使いながら貢献する、ということになるので。
とはいえ、他人のこと、世界のことばかり考えて自分を後回しにしてしまうと辛くなるので(自己犠牲しがちな人は陥りがち)、自分をまず満たしつつ、楽しくて得意なことをしながら外側を満たしていく、というバランスを探っていくのが大事なのかなと思います。
まとめ
活動の軸を見つけ、育てるには、とにかく言葉にしてみることです。
その上で、
・自分のワクワクすること、楽しいことってなんだろう?
・自分のできることや得意なことってどんなことだろう?
・誰を喜ばせたい?
・どんな世界にしたい?
・そのために、何ができるだろう?
と考えながら、随時アップデートしていくのがおすすめです。
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