最近、ドイツ語のタンデムパートナーを見つけて、毎週ドイツ語と日本語をお互いに教え合う時間を取っています。

毎週話していくうちに、カフェや店に入っても、ドイツ語で話しかけられる・話しかけることへの怖さが減ってきたな、と感じたのですね。


それは、つたないままに話す経験を積めたことで、「完璧にできないまま話しても大丈夫なんだ」と思えたからではないか、と思ったのです。




失敗の恐怖を越える


何事も、上達するためには、安全な場所でたくさん失敗の経験を積むことが大事なのかな、と思います。

失敗すると馬鹿にされるとか、怒鳴られるとか、晒し上げられるとかいう場所で失敗するのは結構怖いものですよね。

安全が脅かされてしまうので。



失敗しても大丈夫だと確認できる場所で、うまくできない自分のまま取り組んで、フィードバックをもらうことで、一歩ずつマイペースに上達できるのかな、と思うのです。



できないことを責められる恐怖との向き合い方


とはいえ、自分で失敗することを責めすぎている時、勝手に、相手にできないことを責められているような恐怖に取り憑かれることがあります。

こんなこともできなくて呆れられているんじゃないかなとか...
こいつほんとダメだな〜とイライラされているんじゃないかとか。

でも、その時は本当は、自分で自分を責めているから、相手が自分を責めているように見えているだけのことがほとんどです。



こういうことは全て、隠すから怖くなっていくのです。

自分ができないことも、
できないことを悪いこと、恥ずかしいことだと思っていることも、
できない自分を相手に悪く思われているかもしれない、と恐れていることも。

そのように自分が思っていること自体を、自分でも認めようとしない(自分自身に対しても隠す)から、怖さがどんどん膨らんでいくのです。

まず、隠したいと思っているその思いがあるのだ、と認めることです。



それを踏まえて、思っていることをまるっと相手に伝えてみるといいのかな、と思います。
「この部分がどうしてもうまくできない」
「うまくできないのが恥ずかしい」
「何度あなたに教えてもらってもうまくできなくて、イライラさせてしまっていないかと不安になる」
と。

隠している部分を見せられると、安心できるはずです。
安心できたら、できない自分を少しずつうまく見せられるようになっていくのではないかな、と思うのです。



まとめ

等身大の自分を出してもいい、とGoサインを出せるようになることが、上達の第一歩なのではないでしょうか。