アドベントカレンダー24日目。

マルチ・ポテンシャライトの生存戦略 Advent Calendar 2023 - Adventar

マルチ・ポテンシャライトの生存戦略 Advent Calendar 2023 - Adventar

こんにちは。[影織](https://twitter.com/kageori_ar)です。 本アドベントカレンダーでは、「マルチ・ポテンシャライト」として生きるためのヒントをまとめてみようと思います。 「マルチ・ポテンシャライト」ってなんぞや?と言う人も、 我こそは「マルチ・ポテンシャライト」!と言う人も、 楽しんでお読みいただければ幸いです。 タイトルは仮案です。



興味の波に乗る


マルチ・ポテンシャライトとしてスムーズに活動・成長していくには、「興味の波に乗る」という事が大切だと思います。

実は、すでに飽きたり興味を失ったりしてしまっているのだけれども、
「やりたいと思ってやり始めたことなんだから、続けないといけない」
「続けさえしていたら、何かしら成長や発見があるかもしれない」
という思いで、時間やお金、エネルギーなどのコストをかけ続けようとすることがあります。


継続することに喜びやワクワクがあるのなら良いのですが、継続することが手段でなく目的になっている(=続けた方がいいから続けなきゃ、みたいな状態)ならば、一旦離れるタイミングかもしれません。

まるで味のないガムを噛み続けるような感覚がしてきたら黄色信号。

過去やりたいと思ったことでなく、今やりたいと思うことに投資しよう
時間も、お金も、エネルギーもね。


しばらく離れてみた結果、波が戻ってきて、またやりたいと思うこともあります。
その時にまた取り組んでみたらいいのです。



投資が無駄になる?


でも...せっかくこれまで投資してきた時間やお金が、全部無駄になってしまうのではないか
そんな恐れから、なかなか手放せない。

何か新しいことを始めても、どうせすぐに飽きたりやめたりして無駄になるのかな、と思うと、手を出すことが躊躇われる

と言う話を聞くことがあります。



ここでも少し書いたのですが、取り組んでみたことが無駄になる、ということはありません。

新しい技術を学ぶ時の「面倒臭さ」や「抵抗感」を乗り越えるための考え方

新しい技術を学ぶ時の「面倒臭さ」や「抵抗感」を乗り越えるための考え方

新しい技術を学ぶことに抵抗を感じる時、とにかくやってみるのが大事というお話です。


「学んだことを、完璧に身につけて使いこなす」だけが成功、ではないのです。

「細かい技術はちんぷんかんぷんだけれど、漠然と流れがわかった」
「実践はうまくできなかったけど、知識は頭に入った」
これらも全部、成功です。
そこで得た知識は、ちゃんと経験値として蓄積されていて、思わぬところで役立つことがあります。


「全然理解できず、自分には合わないと知った」
「飽きてしまって、挫折した」
これだって成功です。
うまくいかない道を発見し、別の道を選ぶという選択肢を手に入れたのですから。


特にマルチ・ポテンシャライトな人は、あちこちで色々なことをした経験が、思わぬ形で繋がりやすいものです。

そしてその繋がり方は、あらかじめわかるものではないことが多いです。
あれをして、これをして、気づいたらその知識や経験の組み合わせが、こんなところに活かされた。
そう気づくのは、いつも後になってからなんです。


始めたことを途中でやめてしまうのは、「」に見えるかもしれない。
周りの人から、「もったいない」と言われるかもしれない。

けれど、マルチ・ポテンシャライトさんにとって、興味の無くなってしまったこと、飽きてしまったことを苦痛を感じながらやり続ける時間のほうが、「損」で「もったいない」のではないかな、と思うのです。
興味があることならどんどこ吸収できるのに、その吸収力を発揮できなくなってしまうので。


一つの道で10000時間を極められる人が羨ましいな。
そこにじっくりbetし続けることができる才能が欲しかった。

と思うことが自分にもよくあるのですが、我々マルチ・ポテンシャライトの強みはそこにはありません。


一つの道を極められる人が歩むのが、一点突破のまっすぐな道だとしたら、
我々が歩むのは、螺旋のような道でしょう。

一点突破でぐんぐん進む人に比べ、もしかしたら成長を感じにくいかもしれない。

けれど、さまざまな興味を巻き込みながら広がっていく螺旋は、ユニークで美しい成長の軌跡を描くと思うのです。



まとめ

興味の波に乗りながら、一番やりたいと思うことに時間やお金、エネルギーをかけていこう。

そうして、螺旋状の成長を楽しむという視点が、我々マルチ・ポテンシャライトにとって大切なのかな、と思います。


明日はいよいよ最終回!
お楽しみに。