アドベントカレンダー2日目。
マルチ・ポテンシャライトが才能を活かして生きるための秘訣って何だろう?
抽象的にいうと、自分の弱み(と強み)を認め、その資質を活かせる環境を選ぶことなのではないかな、と思います。
資質を認めること
強みは裏返しで弱みにもなるものです。
ペンギンはもちもちしていて、飛ぶことができません。
でも、そのもちもちのおかげで、寒い場所で生きながらえることができますし、流線型ボディのおかげで、水の中をとても早く泳げます。
自分の弱みを認められないと、強みの部分も最大限には使えなくなります。
それらは表裏一体なので。
冷静に弱い部分を見てみましょう。
弱みというのは決して「絶対的にダメな部分」ではありません。
「ある環境・条件下ではうまく使えない部分」というだけで。
そこを素直に認めることで、自分にあった環境を探しやすくなります(後述)。
自分に合った環境を選ぶから、「マルチ・ポテンシャライト」性が開花する
私の場合、図書館で働き始めてすぐ、
「このまま定年まで、ずっと同じように、同じ環境で働き続けるのはしんどいかもな...」
という思いが湧いてきてしまいました。
転職するかどうか悩みながら、
「せっかく得た安定を捨てるなんてバカなんじゃないか」
「こんなに恵まれた職場なのに、そんな風に思うのは間違っている」
と自分で自分をめちゃくちゃ責めていた記憶があります。
一方で、
「ここにあと数十年いるのはなんだか違う」
という気持ちも強くありました。
結局、違和感が大きくなっていって、転職することにしたのですね。
その当時、自分の「マルチ・ポテンシャライト」性はほとんど活かせていませんでした。
そもそも自分が「マルチ・ポテンシャライト」だと気づきもしませんでした。
図書館で働きながら、細々と切り絵を作り始めてはいたのですが、ブログも書いていませんでしたし、ましてプログラミングのプの字もわかりませんでした。
頑張っても、他の人には快適な場所であっても、自分にはこの環境は合わないんだ。
こういう働き方は、自分に向いていないらしい。
そんな風に諦めて、できないこととして受け入れ、環境を変えた結果として「マルチ・ポテンシャライト」性が開花していったのです。
決して、自分がマルチ・ポテンシャライトだと知った上で、転職したわけではありません。
多分、ずっと図書館に居続けることを選択していたら、こうはならなかった...なれなかったでしょう。
自分の資質は、どういう環境・条件下なら最大限に発揮できるだろう?
逆に、自分の資質は、どういう環境・条件下に置くと台無しになるだろう?
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環境探しのコツ
うむ、わかります。
そんな時は、まずとにかく、心地良さそうな方へと歩き出してみることが大事なのかな、と思います。
あなたが今いる場所が熱帯雨林のど真ん中で、少なくともここは永住の地ではなさそう、と気づいたペンギンなのだとしたら、ちょっと涼しそうな方、水のありそうな場所へ移動してみるのです。
人に聞いてみたり、ネットで調べてみたりしながらね。
明確な目的地がわからないままでいいので、とりあえず歩き出すのです。
一歩踏み出して、いろいろ体験してみることで、「こっちは心地よい、でもこっちは自分に合わない」というデータがだんだん溜まっていきます。
データが溜まるほど、自分にふさわしい環境を選びやすくなっていくのです。
私自身、初手でこんなおもしろびっくりクリエイターを目指していたわけではありません。
気づいたらこうなっていた。
いろいろな体験をしたり、自分と向き合ったりして、自分の弱み・強みを見極めながら、ちょっとずつ場所を変え、環境を変え、付き合う人を変えて行った結果、たまたま行き着いた結果なのですよね。
まとめ
マルチ・ポテンシャライトが才能を活かして生きるためには、自分の資質を見極めて、それを活かせる環境を見つけにいくことが大事、というお話でした。
次回は自分を大切にする時間とエネルギーの使い方のお話です。
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