アドベントカレンダー15日目。
マルチ・ポテンシャライトが活躍できる場所は?
もう少し具体的にいうと、自分の持っている知識や技術を、それがあまり使われていない場所へ持っていくと、めちゃくちゃ喜ばれたり、役に立ったりします。
たとえば私のこれまでやってきたことを振り返ると、以下のようなことが挙げられます。
・コーディングはほとんどわからないけれど、Wordpressのサイトをおしゃれにしたいという人のお手伝いをする
・動画を作りたい人に、スマホだけで簡単に動画を作れる講座をする
・切り絵の展示にARを組み合わせる
これは、デジタルがあまり広がっていない場所に、デジタルを持っていったパターン。
これは逆に、デジタルの世界にアナログの技術を持っていったパターン。
・ボイトレで学んだ声の出し方を使って、Podcastのラジオドラマや、自作ゲームの中で声優をやってみる
これは、ある場所で学んだ技術を別の場所に持っていったパターン。
多分、マルチ・ポテンシャライトの人は、いろいろな世界に顔を出していることでしょう。
その顔の広さを生かして、
Aの世界で使っている技術をBの世界へ、
Bの世界で使っている知識をCの世界へ...
という風に、コミュニティをまたいで自分の持っている知識や技術を提供しにいくのです。
それぞれの世界が異質であるほど、持ってきた知識や技術が貴重なものになります。
まさに貿易。
私たちは毛色の違う人たちとつながることができるから、いろいろな人たちの間に入って通訳し、みんながつながり合えるよう橋渡しをすることができる。マルチ・ポテンシャライトは、ふと気づくと職場でスペシャリストとやり取りをしているだろう。スペシャリストそれぞれが持つ「言語」で会話ができるのは、私たちのとてつもない財産だ。
通訳や貿易商として、さまざまな分野を渡り歩き、新しい風を吹かせる存在として生きることで、マルチ・ポテンシャライトは才能を発揮しやすいのではないかな、と思うのです。
まとめ
自分がこれまで培ってきた技術や得た知識、経験は、まったく違う分野で、どんな風に役立てられるだろう?
という視点から見ると、マルチ・ポテンシャライトとして社会貢献できるのではないかな、というお話でした。
次回はマルチ・ポテンシャライトゆえの失敗談と回避策について書いてみます。
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