アドベントカレンダー10日目。
マルチ・ポテンシャライトが夢中になれることの見つけ方
とあるマルチ・ポテンシャライトさんとお話していて、
「夢中になれることを見つけるのが難しい...」
という話を聞くことがありました。
「夢中になれることを見つけるのが難しい...」
という話を聞くことがありました。
が、よくよく聞いてみると、その人は、すでに趣味を仕事にして生計を立てており、かなりいろいろなジャンルの創作にも手を出されているのです。
あなたのその活動、夢中になってやってることじゃないの?と聞くと、その方は驚いていました。
その方曰く、
「文化祭みたいに、誰かとアツく何かを作り上げる」
「完成に向けて、仲間と時に喧嘩し、時に励まし合い、完成したら肩を叩き合って喜び合う!」
みたいなワンシーンこそ、「夢中になる」ということであって、一人でもくもくちまちま何かを作ることは、夢中になることとしてカウントしていなかった...!とのことだったのです。
夢中の定義
あなたにとって、夢中になるとはどう定義できるのだろう。
「夢中になれることを見つけるのが難しい...」と思う人ほど、自分にとっての「夢中」を疑ってみてほしいのです。
本当はもうすでに、何かを夢中に取り組んでいるかもしれないのに、自分の定義外にあるから、「夢中になっている」と認識できないだけなのかもしれません。
私自身も、なかなか「夢中になれることが見つからない」と焦っていた頃は、「夢中になる」ということを、「めっちゃテンションが上がって、ハートがバーニングするようなエクスペリエンス」と思い込んでいました。
大柴ルーか?笑
でも、よく考えたら、そんなにテンションをブチ上げなくても、淡々と、でもゾーンに入りって時間を忘れて作業することってよくあるよな、とふと気づいたのですね。
こうして文章を書く作業然り、切り絵然り。
ドーパミンの出るような刺激的な体験でなくても、穏やかに淡々と「夢中」になってもいいのかも。
それに気づいた時、「え、こんな状態を『夢中』って言ってしまっていいのか...?」と呆気なく、そしてちょっとだけ認めたくないような気持ちになりました。
「夢中になる」ってもっと素晴らしい状態だと憧れていたんだけどなぁ。
なんか、思ったより大したことなくてがっかりだなぁ。
ちょっぴり幻滅した所がスタート地点です。
「夢中になる」ことで、何を手に入れられると思っていたのでしょうか。
私は、ハートがバーニングしたら、今よりもっと人生の充実感が高まると思っていました。
でも、刺激の少ない穏やかで「夢中」な時間を楽しんでいても、充実感って手に入るよな、と気づいたのです。
この淡々と楽しむ状態を、「夢中」と再定義して、味わってみようか。
そう考え直したことで「夢中になれることが見つからない」と焦ることもなくなり、そして新たな「夢中」を楽しむことで、充実感も高まっていったのですね。
まとめ
マルチ・ポテンシャライトが夢中になれることを見つけるのは、比較的簡単だと思います。
次々に興味や好奇心が湧いてくるので、そこに一歩を踏み出せば、すぐ夢中になりやすい。
それでも、夢中になれることをなかなか見つけられない、難しいと思うのであれば、「夢中」の定義を見直してみると良いのかもしれません。
次回は、マルチ・ポテンシャライトのための時間管理術について書いてみます。
0 コメント