アドベントカレンダー10日目。

マルチ・ポテンシャライトの生存戦略 Advent Calendar 2023 - Adventar

マルチ・ポテンシャライトの生存戦略 Advent Calendar 2023 - Adventar

こんにちは。[影織](https://twitter.com/kageori_ar)です。 本アドベントカレンダーでは、「マルチ・ポテンシャライト」として生きるためのヒントをまとめてみようと思います。 「マルチ・ポテンシャライト」ってなんぞや?と言う人も、 我こそは「マルチ・ポテンシャライト」ぞ!と言う人も、 楽しんでお読みいただければ幸いです。 タイトルは仮案です。

 


マルチ・ポテンシャライトが夢中になれることの見つけ方


とあるマルチ・ポテンシャライトさんとお話していて、
「夢中になれることを見つけるのが難しい...」
という話を聞くことがありました。

が、よくよく聞いてみると、その人は、すでに趣味を仕事にして生計を立てており、かなりいろいろなジャンルの創作にも手を出されているのです。

あなたのその活動、夢中になってやってることじゃないの?と聞くと、その方は驚いていました。


その方曰く、
文化祭みたいに、誰かとアツく何かを作り上げる
完成に向けて、仲間と時に喧嘩し、時に励まし合い、完成したら肩を叩き合って喜び合う!
みたいなワンシーンこそ、「夢中になる」ということであって、一人でもくもくちまちま何かを作ることは、夢中になることとしてカウントしていなかった...!とのことだったのです。



夢中の定義


あなたにとって、夢中になるとはどう定義できるのだろう


「夢中になれることを見つけるのが難しい...」と思う人ほど、自分にとっての「夢中」を疑ってみてほしいのです。

本当はもうすでに、何かを夢中に取り組んでいるかもしれないのに、自分の定義外にあるから、「夢中になっている」と認識できないだけなのかもしれません。




私自身も、なかなか「夢中になれることが見つからない」と焦っていた頃は、「夢中になる」ということを、「めっちゃテンションが上がって、ハートがバーニングするようなエクスペリエンス」と思い込んでいました。
大柴ルーか?笑

でも、よく考えたら、そんなにテンションをブチ上げなくても、淡々と、でもゾーンに入りって時間を忘れて作業することってよくあるよな、とふと気づいたのですね。
こうして文章を書く作業然り、切り絵然り。

ドーパミンの出るような刺激的な体験でなくても、穏やかに淡々と「夢中」になってもいいのかも。
それに気づいた時、「え、こんな状態を『夢中』って言ってしまっていいのか...?」と呆気なく、そしてちょっとだけ認めたくないような気持ちになりました。


「夢中になる」ってもっと素晴らしい状態だと憧れていたんだけどなぁ。
なんか、思ったより大したことなくてがっかりだなぁ。

ちょっぴり幻滅した所がスタート地点です。



「夢中になる」ことで、何を手に入れられると思っていたのでしょうか。
私は、ハートがバーニングしたら、今よりもっと人生の充実感が高まると思っていました。
でも、刺激の少ない穏やかで「夢中」な時間を楽しんでいても、充実感って手に入るよな、と気づいたのです。

この淡々と楽しむ状態を、「夢中」と再定義して、味わってみようか

そう考え直したことで「夢中になれることが見つからない」と焦ることもなくなり、そして新たな「夢中」を楽しむことで、充実感も高まっていったのですね。



まとめ

マルチ・ポテンシャライトが夢中になれることを見つけるのは、比較的簡単だと思います。

次々に興味や好奇心が湧いてくるので、そこに一歩を踏み出せば、すぐ夢中になりやすい。


それでも、夢中になれることをなかなか見つけられない、難しいと思うのであれば、「夢中」の定義を見直してみると良いのかもしれません。


次回は、マルチ・ポテンシャライトのための時間管理術について書いてみます。