作品の完成直前に、「もうやだ〜!」とか、「こ、こんなの全然ダメだ...」と思う問題。
あるある。超あるある。
なんなら今、まさにその状態なので、今こうしてブログを書いてるってワケ...( ˘ω˘ )
どうして完成前にネガティブになるの?
なんでだろなぁ...( 'ω')
仮説1:
完成直前だからとじっくり手を入れているうちに、作品に向き合いすぎて、どこが面白いのか、何が素晴らしいのかわからなくなる。
仮説2:
ゴールがはっきり見えてくるほど、最初に感じていた
「ゼロからこれを形にするぞ!」
という熱量が薄まってくるので、ワクワク感や感動が薄れてしまう。
仮説3:
いいものを作りたい、という理想が高いほど、出来上がりの見えてきたたものが、その理想とずれていた場合にモヤモヤする。
多分、このあたりの要因が複合的に絡み合っているような気がします。
どうしたらいい?
もう一回新鮮な気持ちで見られるようになるまで、あえて触らない、考えないようにするのは結構有効です。
今作っているゲームは、丸々2年くらいかかっていて、
切り絵が完成しそうな時、アニメーションが完成しそうな時、ゲームが完成しそうな時など、節目節目で、モーヤダ症候群(いま命名した)が出ていたのですが、
冷却期間を置くと、
「...思ったよりいいものでは?」
と再認識でき、都度乗り越えてこられました。
過集中しすぎて嫌になったら、一旦離れて忘れるに限る。
対処2:
完成が近づくと、熱量が薄くなる。
だったらどうするか?
さらにその先のゴールを設定してしまう、というのが一つの方法です。
例えば、人形を作っていて、
「そろそろ完成しそうで、作り始めた時のワクワク感が薄れてきたな...」と思ったら、
その子の友達や、洋服を作ってみる構想をしたり、その子が主人公の物語を考えてみたりと、次のゴールを作ってしまうのです。
あるいは、その人形をどんな風に飾ろうとか、どんな場所に置いて写真を撮ろうか、などとその子と過ごす楽しみ方を考えてもいいかもしれませんね。
次の展開が見えると、またワクワクに火がつきやすくなります。
対処3:
理想の仕上がりと現実の作品のずれが許せず、癇癪起こして全部ひっくり返したくなる気持ち、あるよね...
完璧主義な人ほどこの苦しみに陥りがちです。
完成直前に、急に全部が嫌になるのは、錯覚と言ってしまっていいと思います。
ちゃんといいものが出来つつあるから、大丈夫だよ...!
ここまで出来たという事は、相当惜しいところまできているはずなのです。
もし、ダメダメだったら、もっと手前で方向転換して修正したり、やめたりしているはずでしょ。
ちゃんといいものが出来つつあるから、大丈夫だよ...!(2回目)
さて、ここが最後の関門です。
ここで一踏ん張りすると、さらにいいものができるのです。
今のままでは少し惜しいと感じるポイントさえ見つけて改良すれば、何もかも更地に戻さなくて大丈夫。
少し作品と距離を置いて、ちゃぶ台返したい衝動がおさまったら、冷静に改良ポイントを見極めて、そこに手を入れるだけで、すごくいいものになりますから。
大丈夫だよ!!!
まとめ
自分で自分に励まされた。
あとひと頑張りするのだ。
完成前の辛さを乗り越えるシリーズは、実は過去記事でもたくさんあるので、まとめてご紹介しますね。
開発を楽しく走り切るため(あるいは、目標を楽しく達成するため)の考え方
完成や実現までの道のりが長すぎて、取り組む前に挫折してしまう時の考え方
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