バイエルン州立エジプト美術収集館(Staatliches Museum Ägyptischer Kunst)は、普段の入場料は大人7ユーロなのですが、毎週日曜日はなんと1ユーロで入れます。
これは行くしかない(๑╹ω╹๑ )
ということで、先日の日曜日に行ってみました。
入口
館内の決まり事が、ヒエログリフ風に書いてあって笑いました。
キュートだ。 |
中の様子
とてもモダンでおしゃれ美術館です。
紀元前の出土品が、むき出しで置いてあるので少々心配になります笑
(そのため、入場の際に荷物は入口の返金式ロッカーに預けます)
うっかり触れたりぶつかったりしてしまいそうなので、慎重に見て回ります。
入り口近くのこの石の彫像...! すごく美しかったです。曲線美。めっちゃいい。 |
おぉぉぉヒエログリフだぁぁぁ |
出土品をぐるっと360度見て回れるのが興味深いです。
これに限らず、石像の背面にはヒエログリフが彫ってあることがしばしばあると気づきました。
こんな風に見やすく展示されているからこそ学べることですね。
かえるかな? |
鳥かな? |
ライオンの頭がリアルでびっくり。 |
このライオン、紀元前1400年、つまり3000年以上前に作られてるんですよ... めちゃくちゃロマンに溢れてる。 |
この像もすごく素敵。めちゃくちゃ美しい。 こういうがっしりした体型の彫刻がめちゃくちゃ好き(力説 |
ミイラの入っていた棺です。 |
見上げるほど巨大なオベリスク。 |
よく見ると鳥が描いてある。 |
歴史順に出土品が並べてあるエリアは圧巻でした。
これは簡単に言うと、死後の世界の「地球の歩き方」みたいなガイドブックです。
少しわかりにくいですが、大事な部分は赤インクで強調されています。 参考書か。 |
挿絵もたくさんあってわかりやすい。 |
左側にいるのがオシリスという冥界の神で、審判を下します。 罪を犯していると、心臓を乗せた天秤が傾くらしい。 |
死者の書の下に、大きな移動式パネルが設置されていて、動かすことで、原本と見比べながら翻訳を確認できます。
全部翻訳されてるってすごいなぁと改めて思いました |
こんな感じで、挿絵の解説もバッチリ読めます |
死者の書の解読が面白すぎて、数十分ほど読みふけっていたのですが、いつの間にか閉館時間が迫っていたので、残りはサッとみて回りました。
靴の中敷に敵の絵を書いておいて、踏み絵のように使っていたらしいです |
2000年以上昔の出土品が、こんなに綺麗に残っているのか...と思うと、終始興奮が止まりませんでした。
やっぱり石と粘土板こそ最強の保存媒体だなぁ、と改めて感動(元図書館員並の感想)。
この博物館は間違いなく再訪します。
本当に素敵な場所でした。
実はここ以外にも、ミュンヘンには日曜日に1ユーロで入れる博物館がいくつかあるので、そこにも行ってみたいと思います。
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