先日、友人とレンバッハハウス美術館へ行きました。
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レンバッハハウス美術館とは
レンバッハハウス美術館(Städtische Galerie im Lenbachhaus)は、ドイツのミュンヘンにある美術館で、19世紀から20世紀初頭の美術作品を中心に収蔵しています。
レンバッハハウスは、かつてミュンヘンの画家であるフランツ・フォン・レンバッハが自身の住居兼アトリエとして建てた家であり、その名前に由来しています。
特に「青騎士」派と呼ばれる芸術家グループによる作品が有名です。
このグループには、ヴァシリー・カンディンスキーやフランツ・マルク、パウル・クレーなどが所属しており、抽象芸術や表現主義の先駆者として知られています。
中の風景
このオブジェ、とっても素敵でした。
特別展 Fragment of an Infinite Discourse
コンセプチュアルアートの特別展を開催していました。
解説がほぼなく、理解が難しかったのですが、考えるのでなく感じたら良いのかもしれません。
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友人はこれを見て植物をイメージし、私は臓器や循環器をイメージした。 解釈が全く異なるの、面白いな〜 |
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猫とインコを同じ箱に入れて緊張感を表現している動画、らしい |
収蔵作品
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友人が持っていた単眼鏡。 これを通して見ると、筆跡などがしっかり見えてさらに面白い! |
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邸宅の持ち主であるレンバッハの絵。 当時、風景画などが主流な中で、こんなふうに自然に人物の姿を切り取る作風は結構珍しかったのかも |
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この作品、特に好きでした。 写真ではうまく写りきらなかったのですが、太陽から光線が広がっていく様子を筆跡で表現していて、目を惹きつけられました |
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中庭。 |
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カンディンスキーの絵。 |
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可愛い。 |
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フランツ・マルクという作家をこれまで知らなかったのですが、 動物がモチーフとなっている素敵な作品が多く、とても好きになりました。 |
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カンディンスキーの絵、額までカラフルで賑やか。 |
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マルクの作品も晩年には抽象化が進む |
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フランツ・マルクの名作。 |
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カンディンスキー、元々はこんな具象画も描いていたのが意外。
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エミール・オルリックの木版画。 1900年頃に来日し、浮世絵の技術を習得した。 ちなみにこの人は、雑誌『明星』に自作の蔵書票を紹介し、これが現在の蔵書票が日本に広まるきっかけとなったそうです。
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まとめ
教科書でしか見たことのなかった青騎士派の絵画をたくさん見ることができ、大満足でした。
特に、フランツ・マルクという画家に出会えたのがとてもよかったです。
レンバッハハウス美術館、実は日曜日に行くと1ユーロで入館できるので、ぜひまた行ってみたいです。
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