先日、自作キーボードを購入しました。
が、作業をしていて気になることがありました。





普段の作業環境がこんな感じです。
そして私はマウスを使わず、ずっとトラックパッド一筋で操作してきました。

自作キーボード


ただそうすると、キーボードを打ってから、マウス操作したい時に、いちいち腕をこれだけ動かさないといけないのです。

自作キーボード

この距離を動き回るのが面倒で、マウスを触った直後は、MacBookの方で文字入力していることも多々...ひじが痛い..._(:3」z)_

それにせっかく買ったのだから、キーボードを思いっきり使いたいじゃないか!!


とはいえ、単体トラックパッドも安くないしな...

...じゃあ、キーボードだけでマウス操作できるようになったらいいのでは?(๑╹ω╹๑ )

というのが、本日のテーマです。



キーボードだけでマウス操作してみよう

善は急げ。

RemapKarabiner-Elementsを使ってキーマップを変更してみることにしました。


※Remapとは?


※Karabiner-Elementsとは?




導入

キーボードでマウスを動かす

https://ke-complex-modifications.pqrs.org/で、Mouse keys Ambidextrousという機能をインポートし、有効化します(この名前で検索すると出てきます)。

Complex ModificationAdd Ruleから有効化をお忘れなく。

Karabiner-Elements設定画面

これで、

・left_control + W,A,S,D または I, J, K, Lで、上下左右にカーソルが動く
・left_control + shift + W,A,S,D or I, J, K, Lで、カーソルを素早く動かす
・left_control + Q または Uで左クリック
・left_control + E または Oで右クリック
・Fn + W,A,S,D or I, J, K, Lでスクロール

ができるようになります。



早すぎるカーソル移動をゆっくりにする

が、このままだと、カーソルがめちゃくちゃ素早く動きます。
早すぎて、意図したところで止まれないよ〜っ!


ので、ゆっくりにしましょう。

/Users/[ここにユーザー名]/.config/karabiner/karabiner.jsonという設定ファイルを書き換えます。

(ドットで始まるフォルダが見つからない場合、command + shift + .(ドット)で表示されます)


mouse_keyの移動値が通常で±4072, 高速モードだと±16072になっています。
はや。

これをもっとゆっくりにしましょう。
私は通常で±872, 高速モードで±4072に設定しました。
それぞれ8箇所あるので、修正漏れがないように。



キーマップをセット

ここまでで、キーボードだけでマウス操作できるようになりました。

が、マウス操作のたびに、いくつもキーを押すのはちょっと面倒なので、ワンキーで完結させたいと思います。



ということで、Remapにアクセス。

今回私は、キーボードのレイヤーを分けて割り当ててみることにしました。

レイヤーの解説はこちらのサイトがとても詳しく、分かりやすかったです。



レイヤー0が、通常のキーで、
レイヤー1が、マウス操作系という形で分けてみました。

右端のTG(1)というキーで、レイヤーを移動します。

右下の矢印キーに、それぞれleft_control + W,A,S,Dを割り当てることで、このレイヤーに移動して、矢印キーを押すだけで、カーソル移動できるようになりました。

ついでに、エンターキーにleft_control + Qを割り当てて左クリック、
その上の|キーにleft_control + Eを割り当てて右クリックできるように。

スクロールは今のところ割り当てていません。
レイヤー0に戻って、矢印キーで動かすことにします。

自作キーボードのレイヤー設定
レイヤー0(画像クリックで拡大表示されます)

自作キーボードのレイヤー設定
レイヤー1(画像クリックで拡大表示されます)

ちなみに▽マークは、今のレイヤーより上の(番号が小さい)レイヤーのキーをそのまま踏襲する、というマークです。便利だ!



迷ったところ

キーマップを忘れるな!

レイヤーごとに自分でキーを設定しないと、入力できません(あたりまえ体操)。

ですので、レイヤー1にほぼ何もキーを設定しない状態で、ctrl + wなどをセットしても、あれ、動かないぞ...?ということが何度かありました。

まずはキーマッピングをお忘れなく。



設定したキーをクリアしたい場合は?

Symbolの中の空白を設定し直せばOK。

Remapのキーマップ
左上。




課題

現在どのレイヤーにいるかがパッとわからない

これが結構悩ましい。
現在どのレイヤーにいるかを、キーのLEDランプの色で分けられたらいいのでは?と思ったのですが、

有識者の方に聞いてみたところ、レイヤーごとのLEDパターン変更は、キーボードのファームウェア側で対応が必要なようです。

でも、今使っている7sPlusというキーボードではそれができないので、ファームウェアの改造が必要らしいのです。

むむ...ちょっと厳しい道のりなのだな...( 'ω')


これは対策を考えたい。
何かいい方法をご存知の方がいたら教えてください。


ドラッグ&ドロップが難しい

クリックキーを押しながら矢印キーでなんとか動くのですが、流石にちょっともたつきます。
ここは適宜トラックパッドを使い分けてもいいですね。


操作に慣れが必要

そりゃあそうだ。



まとめ

ぶっちゃけ、新しく外付けトラックパッドを買うのが一番楽だとは思います笑

でも、こうして色々試行錯誤してみるのが楽しいんですよね。
キーマップは、今後さらにアップデートしていきたいです。

ということで、Macと自作キーボードをつなぎ、キーボードだけでマウス操作してみたお話でした。