現在パーソナリティとして参加しているPodcast「Hackmanラジオ」で、WebAR画像認識・顔認識を作る方法をお話する予定です。

その解説を、こちらのブログでも公開していきます。
(記事をまとめたものは、別途書籍でも販売予定です。書籍版には、実践編として、AR名刺の作り方の解説を掲載予定です!)


シリーズ目次










WebARについて

MindARで作成したAR


今回はそもそもWebARとは何か、簡単に解説します。


ARとは、Augmented Realityの略称で、現実の風景に仮想の世界を重ね合わせて表示する仕組みです。

基本的な仕組みとしては、オブジェクトを表示させるためのトリガーとなるマーカーを設定しておき、Webカメラでそれを検知した際に、モデル表示するようになっています。

中でもWebARは、アプリのダウンロードなどなしに、ブラウザだけでARを実現しています。


現在、WebARで作れるARの種類には、

・画像認識 / マーカー認識
・マーカーレス
・顔認識
・GPSロケーションベース認識
・平面認識(SLAM)
・VPS 
・空認識

などがあります。


WebARを作ることができる有料プラットフォームとして最も有名なのは、8th Wallです。
また、オープンソースライブラリとして有名なのはAR.jsと、MindARです。

SLAM、VPS、空認識などの高度な機能は、2023年3月現在、8thWallでのみ提供されていますが、画像認識やマーカー認識などのARは、オープンソースのライブラリだけで作れます。


AR.jsでは、マーカーベース・画像認識・GPS ARを作ることができ、
MindARでは、画像認識と顔認識ARを作ることができます。


本シリーズでは、MindARを使った画像認識ARと顔認識の作り方を中心に解説していきます。どうぞお楽しみに。