スズメとペンギンのたとえ話



あるところに、ペンギンさんとスズメさんがいました。


スズメ🐤「え、ペンギンさんって鳥なのに飛べないんですか!」

ペンギン🐧「は、はい...」

スズメ🐤「でも鳥、なんですよね?」

ペンギン🐧「一応...」

スズメ🐤「鳥なら普通飛べますよね?」

ペンギン🐧「えー、鳥なんですけど、飛ぶのは難しくて...でもかわりに早く泳げます!」

スズメ🐤「いやいや!鳥は普通泳がないですよ(笑) 本当にあなた...鳥、ですか?魚じゃなく?」

ペンギン🐧「鳥なんですってば...涙」



人によって「普通」は違う

他人にイライラモヤモヤする時

なんであいつ、飛ばんの?


同じようなことが、人間同士でも当てはまります。

人により得意分野・苦手分野が違ったり、
できること・できないことがバラバラだったりします。

だから、その人にとっての「普通」が、他の人にとっても「普通」とは限らないんですね。



...と、文章で見ると、そりゃそうだな、と思うかもしれませんが、

いざ普段人と付き合っていると、そのことをあっさり忘れてしまいます。



だから、
「なんでこの人は、こんなこともできないんだ?」
「なんであの人は、あんな変な考え方をするんだ?」
他人の言動にイライラしたり、モヤモヤしたりすることがよくあるんですね。



ペンギンを空高く飛ばそうとしていないか?

いや飛べんて。


普通、〇〇できるよね?(同じ人間なんだから)
普通、〇〇しないよね?(同じ人間なんだから)
普通、〇〇って考えるよね?(同じ人間なんだから)

と、人は容易に他人に期待してしまうものです。
同じ人間なんだもの。


しかし、人間というくくりで見たら同じかもしれないけれど、もっと詳しく見たら、スズメとペンギンみたいな差があるはずなんです。
目には見えない形で


ペンギンに飛行させることも、
スズメに潜水させることもできません。

同じように、あの人に「それ」を望む事は、難しい事なのかもしれません。


そう気づくことができれば、他人の言動をもっと受け入れやすくなるのかもしれないですね。


まとめ

他人が変わってくれない、思うように動いてくれない、とイライラする時。

ペンギンを空高く飛ばそうとするくらい、無茶な要求をしていないか?を考えてみるといいのかもしれないというお話でした。