ピサの近くの港町リヴォルノにある、地中海歴史自然博物館(Museo di Storia Naturale del Mediterraneo)に行ってきた日記です。
写真はぜひ、タップ・クリックして拡大してお楽しみください。
外観
入口の門入ってすぐの木に、布でぐるぐる巻きにされた首吊り死体の模型が吊ってありました(は?)。
しかも2体(は??)。
なんで??お出迎えにしてはパンチ効かせすぎでは???
※後々理由はわかります。
写真は撮りませんでした。だいぶ生々しかったので。
少し中に入ると、ニワトリが放し飼いになっていました。
のどかさと殺伐さの温度差で風邪ひきそうです。
先に進みましょう。
特別展
特別展 "L'OMBRA DELL'UOMO: LA PAURA GENERA MOSTRI"(人の影:恐怖がモンスターを生む)をやっていたので、まずそちらに行ってきました。
入口の人形2体の理由はおそらくこれです。
(なんの理由もなく吊ってたとしたらサイコパスすぎる)
疫病や伝染病の歴史や、魔女、吸血鬼、狼男などの迷信に関する展示でした。
もちろん、コロナウイルスに関する展示もありました。
不死人、あるいはヴァンパイアと思われていた人の頭骨。復活しないように、レンガを噛ませて埋葬したらしい |
伝染病を運ぶ動物たち |
ここにはだいぶマイルドなものを載せましたが、
人間を食べているモンスターや、
疫病に侵された人の生首の等身大人形がありました。
(怖すぎない??笑)
受付の人は「怖いって言っても、まぁかわいいものですよ」って言ってましたが、嘘です。
私は大人なので大丈夫でしたが、子供だったら間違いなく泣いていたでしょう。
常設展
子供たち向けに、館内をめぐるクイズが開催されていて、賑わっていました。
小さい頃、科学博物館に行ったなぁと思い出されます。
何よりいいなと思ったのが、英語とイタリア語で解説が併記されていることでした。
小さめの博物館に行くと、イタリア語オンリーということはままあるので、めちゃくちゃありがたいですね。
中は、海洋生物エリア、虫エリア、鳥エリア...などに分かれています。
まずは海洋生物エリアへ。
真珠だ! |
蜂の巣。きれいに残っている |
サソリだ...! |
さて、その次に訪れたのが博物館内で一番有名なエリアでしょうか。
約20mほどあるクジラの骨格模型が展示されています。
めちゃくちゃ幻想的でした。
圧巻です |
手の大きさがこんなに違うよ |
肋骨の中、ハンモック吊ってスヤスヤしたいなって思った |
ところで以前、グループ展示をした時、相方のにくきゅうさんがクジラの骨格模型を制作されていました。
スマホやパソコンにclusterというアプリを入れると、こちらのリンクからクジラの骨格3Dモデルを光らせたり、その上に登ったりできます。
Oculusをお持ちの方はこちらへどうぞ。
3Dモデルで見たクジラの骨格、本物を見ることができて感無量です。
閑話休題。
鉱物エリア。
入口に置いてあるアメジストの洞窟が大きくてすごかったです。
牙すごい |
2億年前の化石だけどこんなにさりげなく置いてあっていいのか |
この化石の再現予想が、 |
こう。かわいい。 |
象牙に彫られたマンモスの絵。 ずーっと昔の人が彫ったんだと思うとなんだか感慨深い |
そして動物エリアへ。
剥製が飾ってあるのですが、置いてある背景絵や、ディテールにこだわりが詰まっていて、見ていて楽しかったです。
毛皮にうっすら雪が乗っているんです |
キリッ(`・ω・´) |
ダイナミック! |
ゴミ箱までしっかり再現! |
植物園
時期が時期なので、残念ながら花は咲いていませんでした。
見頃には、いろいろな花が咲くようです。
桟橋を渡ると |
そこは虚無だった |
まとめ
見応えたっぷりの博物館、明るい時間に行ったのですが、すっかり暗くなるまで楽しめました。
めちゃくちゃオススメです!
ちなみに帰り道、例の首吊り人形'sが赤々とライトアップされていました。
写真は撮りませんでした。不気味だったので。
アクセス
Livornoの中央駅からバスで一本、20分程度で着きます。
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