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ある人と会って、自分の今後のビジョンについて話していた時に、
「影織さんは、どんな人に、どんな価値を届けていきたいんですか」
と聞かれて、うぅぅぅぅん、と悩んでしまいました。
どんな人、はともかく一旦横に置くとして、まず、自分に届けられる価値なんてあるんだろうか。
そもそも価値って何...?(哲学)
価値とは何か
ビジネスはよく「お客様に価値を与える」ことだと言います。が、その価値ってそもそもなんなのでしょう。
そこで、自分がお客様になるシチュエーションをまず考えてみました。
例えば、私が美容室に行くのは、スッキリさっぱりしたいから、可愛く・かっこよくしてもらってウキウキしたいからです。
野菜を買うのは、健康で元気に過ごしたいから(そして、健康でいることは安心につながるから)、美味しいものを食べて満足したいからです。
コーチングのようなサービスを受けるのは、自分の進む道をはっきりさせて、モヤモヤや不安を取り除き、前向きに生きたいからです。
どんなモノやサービスを買うのも、行き着く先は全部、何か特別な気持ちが欲しいから、と言えるでしょう。
「それ」を手に入れることで、何かしら心が動いて、満足感や幸福感を得られることを期待して、それを買い求めるんですね。
そう考えると、価値というのは、気持ちの変化なのでは?と思ったんですね。
さて、ここで改めて、最初の質問に戻ってみます。
「影織さんは、どんな人に、どんな価値を届けていきたいんですか」という質問は、
「影織さんは、どんな人が、どんな風に気持ちが動くモノ・サービスを届けたいんですか」と言い換えられそうだな、とわかったのです。
同時に、そう考えると、「私の持っている価値...とは...いや無価値では...」みたいな苦しみ方をしなくていいと気づいたのです。
私は、受け取る人が「ここにいていい、安心して、色んな形で自分を表現していい」という気持ちを持てるといいな、と思って活動しています。
作品作りも、ブログも、このメルマガも全部。
その、伝えたいあったかい気持ち、感覚(=価値)がちゃんと伝わるような仕掛けになっているか?ということさえ外さなければ、
自分の存在そのものに価値があるかないかとか、
自分や自分の発するものの価値は高いか低いかとか、
「価値」という言葉に変に振り回されて、迷子にならずに済むのではないかな、と思ったのでした。
まとめ
「自分の提供する価値」というと、高低の概念と結びつきやすく、隣の芝生を見て苦しくなりがちですよね。
自分の出すものに価値なんてないんじゃないか、あの人の提供するものより価値が低いんじゃないか、とか。
でも、そんなに難しく考えなくても、
一番に伝えたい、届けたい気持ちは何か、なぜその気持ちを伝えたいのか、を自分の真ん中に置いて活動することで、
ブレずにいられるかな、と思うのです。
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