自分の話を聞く2通りの方法
自分に対しての話の聞き方が向上したことで、安心感や幸福感を感じることが増えた、と思うんですね。
具体的には、ノートを使って自分の話を聞く時、
・自分の気持ちを受け止めることと、
・なぜそう感じたのか、どうしていきたいのかなどを問いかけること、
この二つをバランスよくできるようになったのかな、と思います。
どちらか一方では、うまくいかない。
両方やるからうまくいくのです。
腰痛のたとえ話
自分の気持ちを受け止めるのは、薬や手術で治療して、痛みを抜いた状態に持っていくようなものかな、と思います。
一方、自分に問いかけるのは、リハビリをして、姿勢や歩き方を変えるなど、習慣を変えていくことかな、と思っています。
自分の気持ちを受け止めてばかりで、問いかけることをしないと、
気持ちは楽になりますが、そこで終わってしまって、同じような問題にまたぶつかって苦しむことがよくあるんです。
鎮痛剤を打って痛みはなくなったけれど、根本的な癖が治っていないから、のちのち痛みが再発してしまうようなものですね。
一方、自分に問いかけてばかりで、気持ちを受け止めることをしないと、問題解決策は見えてくるのですが、痛みを長く引きずることになります。
少し動かしただけで腰に激痛が走る状態で、さぁ姿勢改善トレーニングだ!としても、痛すぎて動けないのと同じです。
痛みを和らげて、それからトレーニングするから、状況が好転していき、また再発もしにくいのです。
具体的にどう自分と対話するのか
1) 感情を受け止める(現在を肯定する)
何か問題が起きて、感情が動きますよね。
その感情をとりあえず受け止めるのです。
「とは言っても相手にも事情があったし」
「自分にも悪いところがあったし」
「こんなの大した問題じゃないのに」
...などの判断や評価はひとまず脇に置いておいて。
「めっちゃむかついたよね...」
「意味わからんくらい悲しかったよね...」
「そりゃあ怖かったよね...」
と、ただただ、今感じている気持ちを肯定するのです。
肯定することで、痛みが少しずつ和らいでいくんですね。
2) 感情の原因を問いかける(過去を探る)
まずは過去について問いかけること。
1)のステップで、気持ちが一通りスッキリしたところで、
「なんでこんなに傷ついたんだろう?」
「どうしてこんなに腹が立ったんだろう?」
などと考えて書き出してみます。
すると、
「あー、そういえば昔こんなことがあって、当時の古傷が傷んでしまったなぁ」
「なるほど、自分が長年我慢してきたことを、あいつは平気でしてるから腹立つんだな」
などふと気づくんですね。
過去を探ることで、自分の習慣化した考え方の癖を見つけていくのです。
3) どうしていきたいか問いかける(未来を見る)
まとめ
現在の気持ちを受け止めて、
過去の痛みについて問いかけて、
未来どうなりたいのか問いかける。
多分この順番でやるのが一番早くて効果的なのではないかな、と思います。
ということで、この3ステップで自己対話すると、自分への理解が深まっていいよというお話でした。
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