嘘をついた人は、嘘をつくという行為をした人であって、邪な人ではない。
ルールを破った人は、ルールを破るという行為をした人であって、ダメな人ではない。
悪いことをした人は、悪い行為をした人であって、最低な人ではない。
罪を憎んで人を憎まず、という言葉があるように、行為と人間性は別物だ。
行為と人間性を別に考えることで、自分や他人をやたらに攻撃しなくなる。
「その行為が悪かったのだ」と自覚したり人に伝えたりすることに、痛みや恐怖や過剰な怒りを乗せずに済むようになるからだ。
その結果、寛容になり、人も自分も許せるようになる気がする。
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