アマルフィに行きました。
アマルフィといえば織田裕二...かもしれません。
紙の博物館
紙の博物館!?切り絵作家として見逃せないな...ということで、行ってきました。
アマルフィは、製紙工業がさかんな地域でした。
昨日の記事で取り上げた通り、かなり急勾配のエリアで、きれいな湧水が豊富なんですね。
井戸です |
工場の周りは水路が走っています |
日本の紙の原材料はこうぞやみつまたと言った植物ですが、アマルフィの紙の原料は綿でした。これをひたすら叩いて叩いて、水と混ぜてどろどろになったものを使って紙を作っていたんですね。この叩くための巨大な機械の動力源も水力です。
見学エリアは実際に1960年台まで工場として稼働していたそうです。
200年以上前の水車を実際に動かすところも見ることができます。
すごい勢いで回っているところ |
プレス機器 |
機械、すごい音がします。この中で作業していた人はきっととても大変だったでしょう |
これはむかーしから使われていたエスプレッソマシン。今も昔も休憩のお供です |
紙のプレスの様子 |
紙漉き体験
ガイドの目玉が紙漉き体験です。
やり方は日本の紙漉きとよく似ています。
やり方は日本の紙漉きとよく似ています。
この大きな石造りの水桶の中に、どろどろの糊状の水が入っているので、まず桑のような棒(写真右上)を使ってよくかき混ぜます。
木組みの中心部分はメッシュになっていて、そこから水がだぱっと落ちるのですが、その後に繊維質の部分が綺麗に残るんです。
ちなみにこのメッシュの部分には、アマルフィの透かし模様が入っていて(写真では見づらいですが)、紙にしっかりマークが入るようになっているので、それが紙の品質保証をしていたそうです。
アクセスなど
Webサイトはこちら。
街のメインストリートから少し外れた坂を登っていった先にあります。
入場料は、紙漉き体験・ガイド(イタリア語 or 英語)を含めて7ユーロです。
おみやげもたくさん。
押し花と一緒にプレスして作った紙が有名なのだそうで、私は写真立てを買いましたよ。かわいい。
昔うちにいた文鳥さんの写真を入れてみた。スルメかじってる。 |
紙が好きな方、アマルフィを訪れた際はぜひ行ってみてください!
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