それを聞いて(超当たり前ではあるのですが)、
「えっ、あんなめちゃくちゃすごくて、うまくいってそうな人も悩んでるのか〜」
と思ったんですよね。
自分がめちゃくちゃ憧れるあの人も、
手の届かないところに輝いているあの人も、
めっちゃ冷静で頭のいいあの人も、
みんなその人のレベルに合わせた課題を抱えていて、悩んでいるらしい。
悩みを持ったまま生きる
以前の私は「どうしたら悩みなく生きられるか」と考えていました。
悩みがなくなれば、幸せになれると思っていたからです。
幸せそうなあの人は、悩むことなんてほぼないんだろうな、と思っていたからです。
でも、悩み自体をなくすこと自体は無理なんだ、と最近わかってきました。
そして同時に、悩みがあっても、悩みを持ったままで幸せに過ごすことはできるな...と気づいたんですよね。
別に、悩みをなかったことにしたり、自分は今のままで満足しないといけない、などと無理に思い込んだりするわけではありません。
悩みの正体を探る
まず、結論から言えば、どうしようもできないことで悩むのはやめて、どうにかできることをどうにかするのです。
...それができたら悩まないけど、できないから困ってるんだって?ですよね。
ではまず、こんな悩みを考えてみましょう。
「あの人が連絡をくれなくて寂しい。私のことなんてどうでもいいのかも。会いたいって連絡してほしい」
悩みはどうしようもできないことと、どうにかできることに分けられます。
例えば、「あの人から私に連絡をよこして欲しい」はどうしようもできないですよね。相手は変えられないので。
でも、「あの人と連絡を取り合いたい」はどうにかできるものです。
自分から連絡するとか、誰かに間に入ってもらうとか、
「連絡ちょうだい」って言いながら相手の職場に突撃するとか(怖い)、
狼煙をあげるとか(狼煙?)。
どうにかできることがわかれば、その思いついた手段でどうにかするのです。
でもきっと、次に出てくるのはこんな思いかもしれません。
「確かに、そんな風に自分からコンタクトを取れば反応してくれるけど、相手から連絡して欲しい」
そうしたら、それはなぜか考えてみるのです。
・連絡をくれないのは、相手が私をどうでもいいと思っている
・連絡をくれないことは寂しいことだ
・どうでも良くない=私が大事なら、連絡をくれるはず
・相手からの連絡頻度は、愛されているか測るバロメータだ
みたいな考えがある、と分析できるかもしれません。
それは本当だろうか?
相手は、他の形で愛情表現をしているんじゃないか。
相手にとって、「連絡すること」は愛情と無関係で、情報伝達に過ぎないのではないか。
「私のことどうでもいいの?」って、本当に相手に確認してみたのか。
相手にとって、「連絡すること」は愛情と無関係で、情報伝達に過ぎないのではないか。
「私のことどうでもいいの?」って、本当に相手に確認してみたのか。
などなどなど...
そこまで気づけば、
・相手のしてくれている愛情表現を見つける
・相手にとっての連絡とはどんなものか聞いてみる
・相手に、「自分にとって、連絡してもらうことは大事な愛情表現だからして欲しい」と伝える
・相手のしてくれている愛情表現を見つける
・相手にとっての連絡とはどんなものか聞いてみる
・相手に、「自分にとって、連絡してもらうことは大事な愛情表現だからして欲しい」と伝える
・そもそもなぜ、自分にとって連絡をもらうことがそんなに大事なのか、もう少し考えてみる
などなど、自分にどうにかできることが出てくるので、それを片っ端からやってみるのです。
などなど、自分にどうにかできることが出てくるので、それを片っ端からやってみるのです。
びっくりするくらい、私たちはいろんなことを勝手に思い込んでいます。
そして、その思い込んでいることをベースに判断を下して、悩んでいるものです。
一つ一つ紐解いていき、自分にできるレベルに扱いやすく切り分けることで、悩みは小さくなっていくのです。
悩みと共に歩く
こうして悩みの分析がうまくなっていくと、だんだんあの人がこうした!と振り回される悩みから、自分の中心から湧いてくる悩みに変わっていくように感じます。
「自分はどう生きたいか」
「幸せってなんだろう」
「幸せってなんだろう」
「仕事を通じて何を実現するか」
「人生のミッションとは」
こういう悩みは、ずっとついて回るものなんですよね。
そして、それを考え続けることは、決して悪いことではないと思います。
ある意味、心が充実して安定しているからこそ、そこでじっくり悩めるのではないかな、と思うのです。
もちろん、それについて悩み続けることは苦しいでしょう。
幸せな悩みなんだから、苦しいのも我慢しろ!と言いたいわけではありません。
幸せな悩みなんだから、苦しいのも我慢しろ!と言いたいわけではありません。
こうした悩みは、時々休みながら、人生をかけて解いていく問題なんだ、と少し気長な視点を持っているといいのかな、と思います。
これらは、ずっと一人で部屋の中で孤独に向き合い続けても、きっと解けない仕組みになっていて、
誰かと話したり、何かにチャレンジしたり、寄り道したり...人生を前に進めていく中で、だんだんわかってくるものなのではないか、と思うのです。
まさにRPG。村人に話しかけたり、ダンジョンに出かけたりしないと、クリアできない、みたいな感じですね。
だから、こうした悩みは無くそうとしないで、肩に乗せて一緒に旅をするような感覚で生きればいいのかな、と思ったのでした。
(今書きながら辿り着いた表現だけど、「肩に乗せて旅する」ってすごくしっくりくるいい表現だな、って思った。自画自賛)
まとめ
悩みとうまく付き合って生きるために。
・どうしようもできないことで悩むのはやめる
・悩みの根源となっている思い込みを見つけて解く
・どうにかできることをどうにかする
・人生レベルの悩みは、肩に乗せて一緒に旅しながら解いていく
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