「自分を嫌い」の反対は、「自分を好き」ではなく、「自分のことをいい意味で意識しない」なのではないかと気づいたお話。
私が自分を嫌いじゃなくなった話
「自分なんか大っ嫌い」
「こんな自分消えちゃえ」
みたいな気持ちがだいぶ根強くあり、日々自分を責めて生きづらさを感じていました。
今でもそんな気持ちになることはごくごく稀にあるのですが、それでも昔に比べたら格段に減りました。
そんな中で、自分嫌いが減ったからと言って、自分好き!になったのかと思えば、意外とそうでもない、と気づいたんですね。
むしろ、「自分が好きか嫌いか」と言うことでいちいち立ち止まらなくなったというか、そもそもそこを考えなくなっていたことに気づいたのです。
もし今、「自分のことを好きですか?」と聞かれたら、
「あー?まぁ、そうかな...嫌いではないし、うーん、別に普通かな...好きとか嫌いとか、あんま意識してなかった」
みたいな微妙な答えになると思うのです。
なぜ自分を嫌うのか
例えば何か間違えたり、失敗したりしたことで自分を責めた結果、「だからこんな自分は嫌いだ!」となりがちです。
逆に、何かを達成したり、得たりした結果、「何か特別なことをできる、特別なものを持っている自分は好きだ」となりがちなのではないかなと思います。
そうなると、自分の言動を常時厳しくチェックすることになります。
成功すれば、成績がよければ、痩せれば自分が好き。
失敗すれば、成績が悪ければ、太れば自分が嫌い。
チェック結果に応じて、好きだ嫌いだ、と振り回されてしまうんですね。
でも、だんだん自分のことをそうしてチェックするのをやめるうちに、自分を責める時間が減っていき、そうして自分は嫌いだと嘆く時間が大幅に減ったのだなと思います。
つまり、自分の言動の良し悪しに意識を向けなくなったことで、自分の好き嫌いも意識しなくなっていったということです。
ということで、自分嫌いの人がそれを治そうとして、自分を好きになろうと努力しても、結局やっていること(厳しく自分チェックすること)は同じで、苦しくなってしまうのではないでしょうか。
そうではなく、自分のチェックをやめていくようにした方が楽になれるのかなと思うのです。
まとめ
自分嫌いも自分好きも、実は自分のことをチェックして評価した結果という意味で同じことなのかもしれません。
自分嫌いをやめて楽に生きるコツは、そもそも自分をチェックすること自体をやめていくことなのではないか、というお話でした。
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