「幻想圖書館 電脳司書は拡張現実の夢を見るか」で展示中の作品について、インタビュー風に記事をまとめてみました。


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───早速、作品について教えてください。

東大総合図書館に所蔵されている「百鬼夜行図」を元に、全長5mとなる切り絵絵巻を完全再現しました。

それとARと組み合わせた作品になっていて、スマホをかざすと、妖怪のアニメーションが浮かび上がります!

AR切り絵百鬼夜行絵巻



───作品のテーマはなんでしょうか。

現在の人と過去の資料を繋ぐ、というところが、制作の大テーマです。

バーチャル技術を使って、楽しくわかりやすく百鬼夜行の面白さを伝えられたらいいな、と考えて作りました。


───作品の見どころは?

ボリュームたっぷりの切り絵はもちろんのこと、絵巻の表装も製本教室に行って学んだので、じっくり見ていただけると嬉しいです。

ARの方は、ただ妖怪が表示されるだけでなく、スマホに現れた妖怪をタップすると、妖怪の鳴き声や効果音が出て、アニメーションが変わるところですかね。ぜひ音量を上げて見ていただけたらなと。

妖怪の声も熱演しているので、そこも見どころかな?笑

AR切り絵百鬼夜行絵巻


───ARを使った展示の見せ方で、工夫されたことは何かありますか?

ARを使うことで、視覚的・聴覚的に妖怪をいきいきと表現できるようこだわりました。

どんな動きをしたら面白いかな、どんな鳴き声なのかな、とたくさん空想を膨らませて、アニメーションを作っています。



───最後に、来場者の方にメッセージがあればどうぞ!

リアルの絵巻とARのアニメーション、一粒で二度おいしい作品となっています。
ぜひじっくりお楽しみください!