落ち込んでいる、焦っている、辛い...そんな気分を変えたい。
そんな時に効果的なアプローチについてのお話。


煙もうもうの部屋で換気する例え話

結論から言うと、気分を変えるには、その気分が起こっている大元の考え方に気づくのが一番早いです。


例えば、めっちゃ火が燃えて煙が上がっている部屋で必死に換気しても、すぐ煙が立ち込めてしまいますよね。

部屋の空気をすっきりさせたいなら、まず火を消さないといけません。

そして火を消すにも、そもそもどこで何が燃えているのかが判断できていないのに、無闇に消火器をあちこち噴射しても意味がないですよね。

と言うことで、部屋の空気を綺麗にしたいなら、
火元を発見する→火を消して換気すると言う手順が必要なわけです。


では、例えば、仕事やだなーと言う、漠然となんだか重苦しい気分でいるとしましょう。

この苦しい気分自体を、お菓子や音楽などで紛らわせようとしても、なかなか元気になれない理由は、火災(苦しい原因)を放置している状態で換気(気分転換)しているのと同じ状況、と言うことです。

まして、それは気のせい!と放置してしまうのは、火災の中で換気すらしない部屋に閉じこもってしまう危険な状態ともわかりますよね。


だからまず、火元確認

火元に近寄るのは、熱かったり、怖かったり、苦しかったりするかもしれません。
でも、ずっと放置するより良いでしょう。

漠然とやだなーと思うのはなんで?
どこがやだなーと思うの?
重苦しくなるのはなんで?


火元を確認したら、それがコンロの上の天ぷら油だったとわかります。
そうしたら、そこに向けて消火器を噴射するなり、毛布をかけるなり、消防車を呼ぶなり対処できますよね。

同じことで、やだなーと思う気持ちが
「仕事が難しすぎて辛いけど、誰にも頼れない」
だとわかったとしましょう。

そうすると、火元は「一人で頑張らねば」「人に頼るな」「仕事は常に完璧にこなさねば」「わからない、できないは許さない」みたいな考え方だと気付きます。



そうしたら、その考え方を手放したり、緩めたりすれば良いんですよね(あるいは、その●●せねばならないの考え方の火元を探しに行っても良いかもしれない)。

そして業務内容を勉強する時間を取ってみるなり、先輩に相談してアドバイスをもらうなり、上司に相談して仕事内容を変えてもらうなり、対処できるのです。


ということで、火を消して換気したら、空気すっきり。
同じように、原因を見つけて対処できたら、気分すっきりです。



まとめ

なんで苦しいんだろう?

自分の考え方と言う火元に気づくと、行動が変わります。
行動が変わると、自然に気分も変わるのです。