恋愛ものドラマでよくあるシチュエーション。
「この人のこと、好きになんてなっちゃいけないのに...!」
というセリフを吐く時、大体もうその人にゾッコンになっていますよね。
「この人のことを愛さないといけないのに...」
というセリフを吐く時、大体もうその人に愛想を尽かしていますよね。
ドラマに限らず、〇〇してはいけないのに、あるいは〇〇しないといけないのに、という言葉が出てくる時、大概、気持ちの上では〇〇と反対の状態が起こっています。
頭では好きになってはいけないと思いながら、気持ちの上ではもう好き。
頭では掃除をしないといけないと思いながら、気持ちの上では漫画読んでごろごろしていたい。
頭と心のズレに気づく
頭と心が真逆のベクトルで綱引きしているんですね。
そんな時、その綱引きに気づくだけでほっとすることがあります。
気持ちが綱を引いていることを認めたくない、気持ちが綱を引くことはいけないこと、と否定していると、
「オラオラ気づけーー!」
と言わんばかりの心に、振り回されやすくなります。
その気持ちにしたがって行動するかはまず置いておき、自分の中にその気持ちがあることを認める。
認めるというか、降参する。
あー、私、掃除なんかしないでずっとごろごろしてたいですわ。はい(両手を上げながら)。
あー、私、無限に漫画読んでだらっとしたいですわ(白旗を振りながら)。
そんな気持ちを持つこと自体は、何ら悪いことではありません。
その気持ちがあることを大人しく認め、まずはちょっとほっとしましょう。
その上で、頭の「しなきゃいけない」とすり合わせを行いましょう。
そんな気持ちがあるんだな、と自分で素直に認められれば、気持ちが大暴れして振り回されることもなくなるので、頭の要望と気持ちの要望、どれくらいの割合で叶えるかを相談しやすくなります。
まとめ
〇〇してはいけないのに、あるいは〇〇しないといけないのに...という悩みにぶつかったら、まずはさっさと自分の気持ちに降参する。
降参して、その存在を認めた上で、どうするかの行動を決めていくのが大事というお話でした。
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