他人の評価を目標にしない

「あー、こんな自分になれたらいいな、なるぞ!」と目標設定する時。
たとえば、「みんなに慕われる自分」とか、「子供に大好きと言ってもらえる親」などを目指すと苦しくなります。
なぜなら、それは他人の反応や評価に依存してしまうからです。

上記の例なら、もし人に慕ってもらえないと感じるような出来事があったり、子供に「大っ嫌い!」と言われたりしたりしたら、その時点で目指す自分像が揺らいで、不愉快に感じたり、不安定な気持ちになったりしてしまいます。
それを防ぐために、自分を慕うよう、愛してくれるよう相手をコントロールしたくなります。コントロールされるのが嫌と感じる相手が反抗したり、離れたりすると、ますますコントロールしたくなるという悪循環に陥るかもしれません。
そうしたら、自分も相手も不幸ですよね。

だから、「こんな自分になれたらいいな」は、人に○○と思われるような自分、という形ではなく、自己完結できるものを目指すとよいと思います。
たとえば、「前向きな考え方をするようにして、感謝や謝罪を素直に人に伝えられる自分」とか「子供の思いに耳を傾け、感情に寄り添える自分」とか。
そういう姿勢が、結果的に人に慕われたり、子供に大好きと言ってもらえたりと、ポジティブな他人の反応を得ることに繋がるのかな、と思うのです。
それはあくまで、自分がありたい姿でいたことで、おまけのように得られたものなんですね。



まとめ

人からこんな評価を得られる自分になりたい、ではなく、自分がこういうスタイルでいたい、こういうものを人に与えたい、という姿勢でいること。
それが、自分も他人もハッピーにするのではないか、と思ったのでした。