これまで押し込めて隠しておいた悲しみが、一気に雪崩を起こして、心を覆い尽くしてしまったようだ。
人生の曲がり角でしょんぼり立ち尽くす私に、友人が異国から虹の写真を送ってくれた。
少しでも励みになったら、と。
どうしようもなくどこまでも落ちていく時、こうしてふと人の優しさや暖かさに触れると、泣きたくなる。
孤独ではない、自分のことを思ってくれる人がいる。
全てが閉ざされた訳ではない、目を上げれば手を差し伸べてくれる人がいる。
悲しみの先には希望が待っているのだろう。
雨の後の虹のように。
写真はお守り代わりに待ち受けにした。
大丈夫、まだ歩いていける。