あの人に嫌われてしまったかもしれないとか、
仕事できない奴だなって思われているかもしれないとか、
馬鹿だと思われているんじゃないかとか。

「そんな気がする」ことは、実際どうかはわからない。
口ぶりや態度から100%どうしてもそんな気がする、という時だって、ほんとのほんとはわからない。

わからないことは決めつけない。
嫌われてしまったに違いないとか、
仕事できない奴だと思われているに決まってるとか、
馬鹿だと思われてこけにされているとか。
そうやって勝手に決めつけない。

決めつけてしまうと、証拠を探してしまう。
ほらやっぱりそうだった、と拗ねたくなる証拠を。

わかることだけを見つめる。
事実と思い込みを分断する。
悲劇のストーリーを膨らませない。
あの人がどう考えているのか言動から推理するのでなく、自分がどう思ったのか、感じたのかにじっくり耳を傾けることに時間と労力を割いてあげる。

お箸の練習みたいに、繰り返しそうやって考える癖を身に付けることで、
人の言動に振り回されにくくなっていくのだと思う。