とあるスマホで完結する賃貸サービスを受けているのですが、wi-fiや住居の不具合が複数重なったことに加え、カスタマーサービスが遅かったので、控えめに言って家でキレ散らかしていました。

あんまりぷんすか怒っていてもどうしようもないので、この怒りについてブログに書いてみることにしました。


なぜ怒りが湧くのか

理由がわからないから怒る

ブログを書いている途中で、wi-fi不具合に関しての情報を得ることができて、この怒りがスッと落ち着いたのです。

以前、図書館で利用者サービスをしていた頃、サービスの運用上どうしても実現できないことについて、利用者の方に怒鳴りつけられたことがあります(あとでめっちゃ泣いた)。

とても理不尽でつらいと思ったのですが、中の人からすると「これはどうしようもない」と見えていることでも、外にいる人からは見えなくて、「なんでこんなお粗末な対応になるんだ!」「なんて非合理的、非効率なことをしているんだ!」と怒りが湧くことがあるんですよね。


中の個人が見えないから怒る

政府や官僚が何もしてくれないという怒りのツイートを見ることがありますが、厚労省で働く知り合いのことを考えると、自然と感謝の気持ちや、この状況は本当に大変だよなぁ、頑張ってという思いが湧いてきます。

「政府」とか、「会社」とか、「カスタマーサービスセンター」とか、その中で働くのは個人です。個人の○○さんが、一生懸命良いサービスを提供しようとして動いていて、でもなんらかの理由でうまく進められない状況にある、と考えたら、対応が悪い!と感じる怒りも収まります。

でも、顔の見えない大きな組織が、一方的に個人の要望を拒絶したり、無視したりしている、と思ってしまうと、「おいなんとかしろよ!」と言いたくなるのかなと思います。


自分は無力だと思うから怒る

怒りを感じた相手に変わってもらうことは難しく、無力感を感じることはよくあります。
でも、SNSで文句だけ垂れ流したって、何も変わらないんですよね。
だから、無力なポジションのままでいるのでなく、自らアクションを起こして、自分が主体になることで、怒りが鎮まることが多いです。

例えば、このブログ記事もそう。カスタマーサービスが悪いと家でぶちぶち文句を言っても変わらないので、こうしてブログ記事でなぜ怒りを感じているのか、怒りを律するにはどうしたらいいか考えているのです。


無関係なことでイライラしているから怒る

体調が悪いとか、家族とケンカしたとか、全く無関係のことでイライラが溜まっていて、その上に何かが起こった時、ポイントカードが溜まったみたいにキレる、みたいなこともあります。

今そのことでキレた、と思っていることはあくまできっかけであって、実はもっと別に向き合うべきイライラがあるのかもしれません。



怒りを鎮めるにはどうしたらいいのか

怒りを安全に一人で放出する

私の場合、ノート10ページ分くらい、ガリガリと怒りを書き散らかしました。
一人で部屋に籠もって、クッションを殴るとかでもいいと思います。

周りに当たり散らすとか、愚痴や不満を垂れ流すとかは、一瞬スッキリするように見えますが、怒りを感じるたびに、それを受けてくれる周りの人を必要としますし、その人達を嫌な気分にさせたり、傷つけたりすることもあります。
自己完結できる形で放出することをオススメします。


自分がなんで怒っているのか推察する

前半で述べたように、いくつかの要因が絡んで怒りを感じていることが多いです。
怒りをある程度発散したら、自分がなぜ怒っているか、分析すると落ち着きます。
落ち着けないなら、発散が足りないと思うので、もっともっとノートに書き散らしたり、クッションをぼすぼすしましょう。


すぐすっきりすることを目指さなくてもいいのかも

「怒りは溜めない方がいい」とよく言います。
でも、怒りを感じても、すぐに発散してあースッキリ!...を目指さなくてもいいのかもしれません。

いち早くスッキリしようとして、怒りなんて感じていないふりをして抑圧することで余計イライラしたり、周りに当たり散らしてスッキリしたつもりになったりして、結局悪化することが多いからです。

不快かもしれないですが、その怒りを抱えたまま、自分の感情や思考の動きをじっと見つめていることで、自然と怒りは溶けて流れていくのではないかと思うのです。


自分が主体になってアクションを起こす

上にも書いたのですが、受け身の被害者として文句を言うのではなく、自分からアクションを起こすことが、怒りを鎮めるのに有効です。

アクションと言うのは、「活動家になってこの世界を救う!」「組織をぶっ潰す!」みたいな壮大なことでなく、もっともっと小さなこと、例えば自分がご機嫌になるようなことをするとか、サービス改善要望メールを送るとか、そんなレベルでいいのです。


まとめ

自分が久々に怒りを強く感じたというのもそうですが、最近特に、コロナ関連の怒りツイートを目にすることが多く、怒りとどう向き合っていけばいいのか考えてみました。
イライラや怒りに振り回されて疲れている人のヒントになればいいなと思います。