古い友人知人に会って心が痛む原因
昔に比べてあぁいま幸せになったなぁ、と思って過ごしている中で、古い友人や前の職場の人に会う時。
話を聞いているうちに、無性にイライラしてしまったり、じくじく心が痛んだり、妙に落ち込んだりすることがあります。
そして「もっとこう考えたらいいのに!」「私ならこうするのに!」「なんでこうしないの?」「そういうのは違うと思う」と余計なおせっかいアドバイスをしたり、説得したくなったりすることがあります(あいたー)。
そんな時は、相手に原因があるわけではなく、相手の中に、過去のちょっとイケてなかった自分、かつて脱却を図ったダメな自分を見出していることがよくあります(あいたたー)。
昔の自分と現在の自分を切り離して、昔の自分=イケてない、ダサい、みじめ、ダメ…とレッテルを貼っていると、相手の中に、過去捨てたはずのダメな自分を見つけてしまって、苦い気持ちになるんですね。
対処法
1) あの時のイケてない自分の言動、あれが当時の自分の最善だったと自分をかばってヨシヨシする。
2) 相手には、あの時自分がかけてほしかった言葉を投げかけてみる(押し付けない。受け入れさせようとしない)。
1) は、ダメだと切り離して否定した自分を優しくいたわることで受け入れ、心のざわつきをやわらげる効果があります。
「あの時はせいいっぱいだったよね」「知らなかったんだよね、しょうがない」「やるだけのことをやったよね」などの言葉をかけてあげましょう。
個人的には、胸をとんとんと優しく叩きながら上記のような言葉を口に出すと効果的です。
2) については、どうしてもこころがざわっとしたり、相手に何か言いたくなった時の対処法です。相手の中にいる昔の自分に対して、「こうすればいいでしょ!」「なんでこうしないの?」とダメ出ししたら、きっと余計委縮したり、かたくなになってしまいますよね。
「それでいいんだよ/そうしなくてもいいんだよ」「わかるよ」「大変だよね」「頑張ってるよね」などの共感系の言葉をかけることで、自分のとげとげした心も少しずつ穏やかになります。
相手にわかってもらおう、受け入れてもらおうという気持ちは、一旦横に置いて。
人にもの言いたくなった時、結局その言葉は自分宛だったりするのです。
だからまず、自分を受け入れてあげることが大事なのかなと思います。
まとめ
目の前にいる人は鏡ですね。
他人という窓を通して見えるのはどこまでも自分の心だな、とつくづく思います。