ここ三日間は、ミュージアムパスを使っていろいろな美術館を見て回っていました。
大変便利なカードだったので、ご紹介したいと思います。
ベルリンミュージアムパスとは
"One card that opens more than 30 doors"とうたわれているように、一枚のカードで30ヵ所以上の美術館・博物館に入ることができる、大変お得なカードです。購入日より3日間有効で、大人29ユーロ(≒3770円)、子供・学生はその半額です。
美術館がだいたい10ユーロ前後なので、3か所ほど回ると元が取れる計算です。
具体的には、以下の美術館・博物館に入ることができます。
(各施設リンクはこちらからどうぞ)
Alte Nationalgalerie (Old National Gallery) - 旧ナショナルギャラリー
Altes Museum (Old Museum) - 旧博物館
Anne Frank Zentrum - アンネ・フランク・センター
Bauhaus-Archive / Museum of Design - バウハウス資料館
Berliner Medizinhistorisches Museum der Charité (Medical History Museum) - ベルリン医学史博物館
Berlinische Galerie - ベルリン・ギャラリー
Bode-Museum - ボーデ博物館
Bröhan-Museum - ブレーハン美術館
Brücke-Museum -ブリュッケ美術館
Deutsches Historisches Museum (German Historical Museum) - ドイツ歴史博物館
Deutsche Kinemathek - Museum für Film und Fernsehen - ベルリン映画博物館
German Spy Museum - ドイツスパイ博物館
Deutsches Technikmuseum Berlin - ドイツ技術博物館
Science Center Spectrum (Museum of Technology) - 科学センター
Ephraim-Palais - エフライム宮殿
Gemäldegalerie (Old Master Paintings) - 絵画館
Georg Kolbe Museum - ゲオルク・コルベ美術館
Hamburger Bahnhof - Museum of Contemporary Art - ハンブルク駅現代美術館
Jüdisches Museum Berlin (Jewish Museum Berlin) - ユダヤ博物館
Knoblauchhaus - クノーブラウフ邸
Kunstbibliothek (Art library) - ベルリン芸術図書館
Kunstgewerbemuseum Kulturforum (Museum of Decorative Arts) - ベルリン工芸美術館
Kunstgewerbemuseum Schloss Köpenick (Museum of Decorative Arts) - ケーペニック宮殿(工芸美術館)
Kupferstichkabinett (Museum of Prints and Drawings) - ベルリン銅版画ギャラリー
Märkisches Museum - メルキッシェス美術館
Museum Berggruen - ベルクグリューン美術館
Museum Europäischer Kulturen (Museum of European Cultures) - ヨーロッパ文化博物館
Museum für Fotografie - ヘルムート ニュートン写真美術館
Museum für Kommunikation (Museum for Communication) - ベルリン通信博物館
Museum für Naturkunde (Museum of Natural History) - 自然博物館
Musikinstrumenten-Museum - 楽器博物館
Neues Museum (New Museum) - 新博物館
Nikolaikirche - ニコライ教会
Pergamon Museum - ペルガモン博物館
The Scharf-Gerstenberg Collection - シャルフ・ゲルステンベルク・コレクション
買い方
ツーリストインフォメーションや、上記加盟博物館のチケット売り場で購入できます。
"3-days museum pass, please" と伝えれば、受付の人に確実に伝わりますよ。
またこちらのページのリンクから、日付指定して事前購入することもできます。実際に使ってみた
私の実際の使い方をご紹介します。※カードを使わず、単体で入る場合の大人料金をミュージアム名の後に併記します。
一日目
博物館島周辺をめぐる。大聖堂やDDR博物館を先に回っており、あまり多く周れず残念。一日目計22ユーロ。・旧博物館(10ユーロ)
・新博物館(12ユーロ)
二日目
ポツダム広場(Potsdamer Platz)周辺を狙い撃ち。二日目計41ユーロ。既に元はとれた。・絵画館(10ユーロ)
・ベルリン銅版画ギャラリー(6ユーロ)
・ベルリン工芸美術館(8ユーロ)
・ドイツスパイ博物館(12ユーロ)
・ベルリン通信博物館(5ユーロ)
三日目
ベルリン最古の地区クロスターシュトラーセ駅周辺の散策後、科学に触れる。二日目計28ユーロ。・エフライム宮殿(7ユーロ)
・クノーブラウフ邸(0ユーロ)
・ニコライ教会(5ユーロ)
・ドイツ技術博物館(8ユーロ)
・科学センター(8ユーロ)
パスを使わずにこれだけ回るとすると、3日合計で91ユーロになります。
ミュージアムパスのおかげで、通常入館料の3割のコストで済み、日本円にして8000円分もお得になりました…!これはうれしいですね。
とにかく効率よく回りたい人へ
大体のミュージアムが10時から18時開館なので、なるべく多くの種類の美術館・博物館をそれなりじっくり見たいとなると、朝一から行動開始して、近接するミュージアムを一気に回るのがよさそうです。上記のコースで、一日目の博物館島周辺をまわる際、ペルガモン博物館やボーデ博物館などを盛り込むと、いっそうカードを有効活用できそうです。
今回は行きませんでしたが、シャルロッテンブルク宮殿周辺にもいくつかパスが使えるミュージアムが集合しているので、コースに盛り込んでみてもよいかもしれません。と
カードを買うともらえる地図とにらめっこしながら、行き先を決めましょう。
どこにどのミュージアムがあるかすぐわかる便利地図 裏には各館の説明付き |
まとめ
パスを使うほどお得になるので、普段行かないような美術館、博物館にも遠慮なく突撃できます。その結果、普段ならあまり鑑賞しないような作品にも触れることができましたし、行ってみたら予想よりはるかに面白くて居心地の良い場所だった、なんてこともありました(また改めて記事にしたいと思います)。ミュージアムガチ勢にめちゃくちゃおすすめのカードです。
ベルリンに行く際は、是非使ってみてくださいね。