角がいかに大事かを学ぶ実験
四角形を3つ切りました。図らずも顔みたいになったのですが、目の部分の2つの四角よりも、口の部分の四角の形が綺麗に整っているように見えます。何故でしょう。
上の2つの四角形のダメポイントをチェックしてみます。
右目部分…右上の角が、きちんと直角に切れていない。
左目部分…左上の角のあたり(写真では見づらいかもしれませんが)紙がけば立っている。
いずれも、角がうまく切れていないせいで、整って見えないようです。
角がうまく切れない原因と予防策
原因
右目の部分のような中途半端な丸みを帯びた角が出来てしまうのは、下図赤矢印で描いたように角の部分を一息で切ろうとしているから、ということが多いです。どうしても、手癖やカッターの角度が原因で角を一気に90度に切るのは難しいです。
予防策
しっかり角を作りたい場合は、青矢印で示したように、一辺ずつ二回に分けて切るとよいです。原因
左目の部分のようなけば立ちが起こってしまうのは、十分にカッターの切れ込みが入っていないまま、むりに紙を引きちぎった時に起こってしまうものです。特に、切れ味悪いカッターを使っているとよく起こる現象です。
予防策
カッターの刃をこまめに変えたり砥いだりすること、切ったはずの部分がすっと外れない場合は無理に引っ張ろうとせず、もう一度カッターでなぞって切り抜くことを心がけると良いです。それでも角が綺麗に出来なかったときの対処法
上記のことを気を付けていても、どうしても残念な角が生まれてしまうものです。でも諦めなくて大丈夫。後からでも修正可能です。
新品の刃に変えて(←ここが大事)、角の丸みやけば立ちをそっと切り離します。
古くなった切れにくい刃で角を修正しようとすると、余計なけば立ちや切り残しが出来て、かえって残念なことになります(経験済)。
最初の四角形の顔、目の部分の角を修正してみました。
改めて角を切って修正してみたものと、最初の残念な角のものを比べてみましょう。
心なしか悲しそうな顔が |
きりっとしました。 |
まとめ
角を制する者は切り絵を制す。角を綺麗に切るだけで、格段にうまく見えるので、是非気を付けて切ってみてください。