今回は、切り絵×ARの作品を出展してみました。
こちらのURLを踏んで作品にスマホをかざすと、今の時間をアナログ時計で正確に表示してくれます。


AR.jsについて

今回は、AR.jsという技術を使用しています。AR.jsは、WebでARを実現できるオープンソースライブラリです。
Webでできるので、アプリと違って端末に依存しないという点が大きなポイントです。
iPhoneでもAndroidでも見られる上、わざわざアプリをダウンロードせずとも楽しんでもらえる、という点がWebARのいいところですね。


コンセプト

今回、作品に物語性は特にないのですが、デジタル(AR)×アナログ(切り絵)を楽しんでほしい、という思いで作りました。
切り絵だけでも鑑賞できますし、スマホをかざしてARを表示しても楽しめる、一粒で二度おいしい作品となっています。
ARは今後いろいろ切り絵に応用できそうで、わくわくしています。


苦労したこと

ARの実装がとにかく大変でした。
AR.jsの日本語情報がかなり少ないこと、そもそもAR.js自体の開発が発展途上であることから、案を思いついてから実装に落とし込むのが大変でした。

また、マーカー(ARを表示する部分)は正確でないときちんと読み取られないので、切り絵で作るのはかなり神経を使いました。


参考資料

AR.js
https://github.com/jeromeetienne/AR.js/blob/master/README.md

時計
https://github.com/rantiev/threejs-clock