街に出ている時、
電話越しに怒鳴り散らしているサラリーマンの声、
ヒステリックに子供を怒っている親御さんと、大泣きしている子供の声、
だらだらと誰かの悪口や職場の不満ばかり並べるおしゃべり
などが耳に入り、気分が落ち込んだり、ざわざわと動揺してしまったりすることがあります。

今日は、そうした周囲のノイズに敏感な人の対処法をいくつかまとめたいと思います。


ノイズの対象法

1) その場所を離れる
離れられるのであれば、その音源から離れましょう。

2) イヤホンまたは耳栓をする
その場をなかなか動けない場合、物理的に遮断するのもよいでしょう。

3) 別の音にじっと耳を澄ます
イヤホンや耳栓を忘れた、あるいはつけるのが難しい状況(自転車運転中とか)の場合、別の音に集中することで、聞きたくない音が聞こえにくくなります。

ちなみに「この音を聞かないようにしよう、絶対聞かないようにしよう…」と思うのは、逆効果です。

「いま、猫のことを考えてはいけません」
「おやつをうまうまと食べている猫のことを考えてはいけません」
「膝の上でゴロゴロのどを鳴らすかわいい猫のことを考えてはいけません」
「しっぽぴーんと立てて猫じゃらしに狙いを定め、今にも飛びかからんとしている猫のことを考えてはいけません」
…と言われると考えてしまいますよね、猫のこと笑

脳は、○○してはいけないと考えるほど、そのことに意識を向けて考えてしまうのだそうです。
ですから、聞きたくないノイズに対しても、「聞いてはいけない、聞いてはいけない」と念じるほどにそればかりが耳に入ってしまうのです。怖いですね。

ですから、意識を向ける対象を変えればよいのです。

4) そもそも、なんでそのノイズがつらいのか考えてみる
同じノイズに対して、すごく不愉快に感じる人と、まったく気にならない人がいます。
あなたは、なぜそれが気になるのでしょうか。

例えば、怒鳴り声が苦手なのは、家庭内や学校で怒鳴られた恐怖を思い出してしまうからだとか、
自分が本当は愚痴を言いたくてしょうがないのを我慢しているのに、隣で堂々と愚痴大会を開くのを聞いているとすごくイライラするとか。
深堀りしてみると、そのような思いにぶつかることがあります。

そうして自分のこころの内面を見つめてしっかり向き合ってみると、あまり気にならなくなっていくかもしれません。


まとめ

周囲のノイズから適切に距離を取ったり、うまく受け入れたりしながら、心地よく過ごせると良いですね。