同じような紙でも切りやすさが違う
切り絵の紙で、普段はビオトープという種類の紙を気に入って使っている、と以前書きましたが、別の紙を使って切ってみました。すると、カッターの刃をしっかり砥いでいるのになぜか切りにくい、なぜか妙にちぎれやすい、だから切っていてやたら神経を使う…と気づいたんですね。
手触りも、厚みも、普段使っている紙とだいたい同じなのに、なぜか妙に扱いづらくて、すごく不思議でした。
そんなことから、切る紙にも相性があるのかなと感じました。
紙との相性の調べ方
これはもはや己の感覚の問題なので、切って確かめるしかないかなと思います。大きな文房具屋さん、あるいは竹尾さんで紙のばら売り一枚だけ買うのであれば、さほど高いものでもないので、何種類か試してみるのも良いでしょう。
刃をベストコンディションの状態にして、ひとつA5くらいの作品を切ってみましょう。
その時に、いつもと比べて
・刃のひっかかりが多いか?少ないか?
・ちぎれやすさがあるか?
・一回すーっと刃を入れただけでは切り抜きにくい、ということがないか?
・完成した作品を持ち上げた時に耐久性があるか?
総合して、
・切っていて「めちゃめちゃ切りやすい、もっと切っていたい」あるいは「扱いにくい、もう切るの嫌だな」という気分になるか?
をチェックしてみましょう。
まとめ
同じような厚みの紙でも、切る感覚が全然違うので本当に驚きました。普段、切る紙を一種類だけと決めている人に、是非いくつか試してみてほしいです。
今使っている紙が最適解とは限りません。
私も、ある日突然ビオトープから乗り換えるかもしれません笑
紙の探求も今後さらにやっていきたいと思います。