個展が無事に終了しました。本当にありがとうございました。
今回の反省を次回に生かせるよう、忘れないうちにまとめておきます。

反省点

手順をまとめたブログ記事は、たとえ忙しくても下書きだけでもその時に書くべきだった

今回初めての手順を踏んで準備したことがたくさんありました(自分で本の中身を作るとか、そもそも個展を開くこと自体もそうですね)。
そういう記事はやはり、その時にメモでも残しておかないと、ここで行き詰った、ここで悩んで解決した、というのをどんどん忘れていってしまうんですね。

準備の忙しさを理由に先延ばしにしてしまいましたが、今後のことを考えたら早めに書いておくべきでした。

DMは切り絵を大きく見せた方がよかった

今回のDMはこんな感じで、小さな9つの作品群の写真を使いました。


でも、はがきサイズで印刷すると、せっかく切り絵の細かい部分にこだわったところが小さくて見えにくくなってしまうんですよね。

また、色も暗くてやや地味だったので、もう少し明るく、派手な感じにすればよかったなぁと思います。

細部をもう少しきっちり整えるべきだった

例えばポストカードの印刷(自作なので、どうしても画質荒く出てしまうところがあったり)、キャプションの作成(一部まっすぐ切れていない部分があったり)など、細かいところに素人っぽさが出てしまったなと反省。
細かいところも手を抜かない、あるいはプロに頼む、などしていくといいのかなと思いました。

情報をどのように見せるか考えるべきだった

展示室内には、切り絵作品だけでなく、ポートフォリオも製本した小説もありますし、小説へのリンクも置いてあります。
一つずつQRを読んでいくのは面倒!というご指摘をいただき、確かに…と思いました。
展示室内でゆっくり読めなくても、後で一通りゆっくり目を通せるよう、情報がまとまった個展特設サイトを設置するなどしてもよかったな…と思いました。

展示室入り口の標識を見やすくすべきだった

作品のサイズはいろいろ考えて制作したのですが、入り口のところに置いた撮影OKや順路の表示の大きさをあまり考えていませんでした。
もっと目立つよう、大きなサイズで作ると良かったなと思います。

署名を入れるべきだった

作品にも、ポストカードにも、署名を入れていませんでした。
今後作品を作るときは入れようと思います。


よかったこと

ここまではいろいろ反省ポイントを書きましたが、良かった気づきもたくさんありましたよ。

自信がついた

これはとても大きいです。
ゼロから物語と作品群を作り上げ、展示空間を作る、ということを実現できたことで、作家として大きな自信になりました。

コンテンツを消費することに対してとらえ方が大きく変わった

大切な時間を割いて私の展示に来てくれた、作った作品に対してお金を払ってくれた、という経験が本当に嬉しく、それによりコンテンツを楽しむことに対する意識が変わりました。
今では、ちょっと探せば、無料かつ何かをしながら片手間に楽しめるコンテンツが山ほどあります。ですがその裏には、思いをこめ、時間をかけてそれを作った人がいる、という事実を再発見しました。
自分で展示というひとつのコンテンツを準備してみたことで、人が一所懸命作ったコンテンツを、お金と時間をかけてじっくり味わうということの大切さに改めて気づけました。

人とのつながりを感じられた

今回の展示をお知らせして、久々に(10年以上ぶりという人も!)再会した人がたくさんいて、本当に嬉しかったです。

まとめ

初めてだらけで大変でしたが、個展開催してみて本当によかったです。
今後も定期的に開催していきたいなと思います。