今日はこの、「充実した時間を過ごす」というのはどういう状態なのかを、もう少し深く考えてみたいと思います。
その時間の過ごし方に納得感を持てるか
例えば1日の自由時間があるとしましょう。この1時間について、1) 生産的なことをして精力的に過ごす
2) 「だらだらしてはいけない、生産的なことをしないといけない」という思いがありながら、結局だらだら過ごす
3) 思いっきりだらだらして、まったりのんびり過ごす
という3種類の過ごし方があります。
我々創作人にとっては、1)の過ごし方が望ましいでしょう。
しかし、なんだか気分が乗らないとか、疲れがたまっている、とかでエンジンがなかなかかからないこともありますよね。
そういう時は、2)の過ごし方になりがちです。
しかしむしろ 3)のように、思いっきりだらだらを楽しむことが幸せなのではないかな、と気づきました。
私は子供の頃、休日にうっかり10時くらいまで寝てしまうと、「なんでこんなに寝坊してしまったんだ!もったいない!時間を無駄にしてしまった!」とものすごい自己嫌悪にさいなまれて大泣きし、「泣くこと自体が時間の無駄だ!」よく親に怒られていました(今では泣くことはなくなりました)。
今から思うと、やろうと思っていたことができない上に、その状態を自己嫌悪して、嫌な気分で過ごすことになってしまうとしたら、なんだか踏んだり蹴ったりの悪いとこどりな気がしますよね。
そう自分を責めたり焦ったりするでなく、「今から頑張るタイム!」「これから怠けるタイム!」とひとつずつ納得してその時間を過ごせれば、充実していたと感じられると思います。
納得感を得るために
何かに没頭して時間を忘れている時、人は自分を責めません。目の前にあるそのことに熱中しているので、過去の自分に自己嫌悪したり、未来の自分に焦りを感じる暇なく、ただ、今を生きているからです。
活動するにしろ休むにしろ、何をするのであれ、今流れている時間をじっくり味わって過ごすことで(もし焦りや自己嫌悪が浮かんでも、「そんな感情の自分がいる」と味わうんということも含め)、地に足の着いた納得感が生まれるような気がします。
まとめ
やりたい時は思いっきりやって、疲れたら思いっきり休む。そうやって、「今ここ」に没頭する。
もし自分の時間の過ごし方にダメ出ししたくなったときは、「考えるのをやめよう」とストップする。
どのように過ごしても、それがあなたにとっての「正解」です。
そうして、自分の時間の使い方に納得感を持てる時、人は充実した時間を過ごせた、と感じるのではないでしょうか。