ここは、東洋大学の創立者である井上円了が、精神修養の場として創設した公園で、「哲学世界を視覚的に表現する」というコンセプトのもと作られたそうです。
そんなわけで、公園の中には「概念橋」「唯心庭」「認識路」「常識門」など、哲学の言葉を具現化したスポットが無数にあります。
看板で説明を書いてもらってもよくわからない。 |
これが「認識路」。 「もし丘上の論理域に至らんとするのに、直覚徑をさけて、 よく事物を知覚し推理して、おちついて登らんとするならば、この路を選べばよい」 |
こちらは「鬼燈」。 人の心の中に宿る鬼にも、良心の光明はあることを示しているのだそう |
こちらは「狐燈」。 上の鬼燈と対になっているようです |
奥に進むと、哲学者を祀った聖堂があります。
こちらの六賢台は、日本の聖徳太子・菅原道真、中国の荘子・朱子、印度の龍樹・迦毘羅仙を祀っているそうです。
またこちらの四聖堂は、孔子・釈迦・ソクラテス・カントという四哲人を祀っているそうです。
ねこがねてた。 |
また、「哲学の庭」には哲学者の彫刻群がありました。
イエスキリストやハムラビ、ガンジーや老子などいろいろな巨大彫刻があり、ややカオスです。
撮影は禁止とのことだったので、写真は載せられないのですが、気になる人はこちらの哲学堂公園サイトを見てみてください。
また、自然豊かで散歩していて本当に気持ち良かったです。
今はキンモクセイが見ごろですよ。
哲学者のあなたも、そうでないあなたも、是非一度お散歩してみてください。