どれくらい好きかというと、学生時代には大学図書館の短期バイトを掛け持ちし、同図書館のボランティアとして活動し、さらに卒業後にそのまま図書館員になってしまった、というくらい好きです。
現在の職場は家から結構離れてしまったのですが、家の近くの図書館の蔵書が充実しているからという理由で引っ越しをやめるくらい図書館が好きです。
そんな図書館フリークとして実践している、図書館を使い倒す裏ワザをいくつか語ってみましょうか。
繰り返し読みたい本以外は借りる→部屋の省スペース化
本を蒐集し、本棚いっぱいに本が入っていることが幸せという声をよく聞きます。
しかし、本はかなり重くてかさばるので、引っ越しの時などは特に苦労しますよね。
ですので、本当に手元に置いて繰り返し読み返した本以外は基本的に借りるようにすると、部屋が本で圧迫されずに済みます。
買うのを迷っている本を見てみる
気になる本があるけれど、少し古い本だから書店で見つからない、でも買うか迷っている…なんて時、とりあえず図書館で探して中身をざっと見てみて、買うか借りるか読まないか決める、なんてこともできます。
本を見つけられなくても諦めなくていい
いつも行く図書館に、読みたい本が所蔵されていないということもあるでしょう。
しかし、多くの図書館で、同一市区町村内の図書館同士で本を予約・取り寄せすることが可能となっています。
また、「相互貸借」というサービスを行なっており、よほど古い資料や貴重書などでなければ、都立図書館、県立図書館などから本を借りることができます(地域・図書館によって有料のことがあります)。
ない、とすぐに諦めずに、カウンターの職員さんに是非尋ねてみるとよいですよ。
積読防止
本を買うと、買ったことに安心して全然読まないという、いわゆる「積読」をよくしてしまいます。
しかし、図書館の本は必ず返却期限があるので、それまでに読んでしまおう、読み切れなくてもちょっとでも目を通そう、というモチベーションが生まれやすいです。
静かに集中する
図書館の中は静かで、勉強や調べものに集中することができます。家だとだらけてしまう、飲食店だと集中できない、という人に、是非図書館の利用を勧めたいです。
本との出会いを広げる
図書館にはたくさんの本が並んでおり、なんだか気になる、という本を手に取ってぱらぱら眺めることができます(図書館界の言葉では「ブラウジング」と言います)。
例えばAmazonで本を入手しようとする時、購入履歴からおすすめを表示してくれますが、これまで買った本と似たような本しか表示されないということが多いです。ひとつのテーマについて深く知りたいという時におすすめが出ているのはありがたいですが、なかなか新しい世界を知るきっかけにはなりにくいでしょう。
図書館では、書架をぐるぐる見て回ることで、普段読まないような本を手に取るきっかけにもなります。
類似テーマの本を網羅的に探す
図書館の本は決まった分類で並べられているため、一冊読みたい本を探すと、そのすぐ傍の書架に関連する本がたくさん並んでいます。
ということで、上の話と合わせて、普段読まないようなジャンルの本と出会うことも、ひとつのテーマについて様々な本を読んでじっくり勉強することも簡単にできるというわけです。
無料なのに豊富なリソースにアクセスできる図書館、使わなきゃもったいないです!