これまであまり使ったことのない技法や表現を使ってみようかと考えており、どんな仕上がりになるか全く読めません。
そんな中で、試験的に小さな作品を作ってみることで、スムーズに大型作品の制作に取り掛かれるのでは、と感じたので、今日はそのお話をします。
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唐突ですが、話をプログラミングで例えてみます。
あるファイルから指定された数値と名称を抜き出し、数値は並べ替えてその合計を出し、名前は別のファイルにあいうえお順に書き込む…というような、処理がいろいろあってちょっと複雑なプログラムを作るとしましょう。
そういう時、まずは手元で小さく動くプログラム(数値を抜き出すとか、数値を足し合わせて合計を出すとか)を作って積み上げていく、という形で実装することが多いです。
それによって、「今なにを実装しているんだっけ?」と混乱することを防げますし、よくわからないまま適当に作り始めて、途中で矛盾したり行き詰ったりしてしまう、ということも防げます。
また、「この部分はこうするとうまく動く/動かない」というフィードバックを早い段階で得ることが出来るので、その後の作業の見通しも立てやすくなります。
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創作も同じで、いきなり大がかりなものを作ろうとすると、途中まで進めてから、「作ってみたら思っていたものと違う、けれど、今更ゼロからやり直すなんて…」という徒労感に襲われてしまうことがあります。
かと言って、そういう無駄足を踏んでしまうのが怖いままだと、いつまでたっても制作に取り掛かれません。
ですので、まずは作る予定の作品の中で、自分が使おうとしているパーツ(表現の手法、材料、道具…などなど)を洗い出し、それを使って小さく簡単な実験的作品を作ってフィードバックを得ることで、安心して大きな作品に挑戦できるのではないかな、と思いました。