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実は最近、切り絵のスランプに陥っていて、下絵を描くのも切るのもなんだか調子が出ない、作ろうとしても無理に作っている気がするな…という日が続いていました。
こういう時、頑張って、努力して何か作ろう、とすればするほど気が滅入ってしまったり、全然手が動かなかったりするものですよね。
ですので、今日は
・いつもの画用紙でなく、折り紙を切ってみる
・いつものキャラクターや意味のある絵でなく、抽象的な線を切ってみる
という方法をとり入れてみた結果、久々に、「あ、切り絵楽しい」という気持ちを思い出せました。
普段、百均の画用紙を使っているのですが、結構分厚くて、カッターの刃はすぐに傷む上に髪の毛のように細い線を切るにはどうしても厳しいんですよね。
折り紙を切ることで、そのストレスが軽減されました。
また、イラストを描いてそれを切ろうとしても、なかなかいい絵が思い浮かばない、描くのしんどいな…という気持ちになってしまっていたので、10秒でさっと抽象的な線を描いて切ることで、下絵を描かなくては、というストレスも軽減されました。
今まで、紙の厚さや下絵の行き詰りが大きな負担と感じた事はほとんどなく、むしろそれを味わいや面白さと感じていました。
しかし、ここ最近疲れ気味で、もりもり創作できないな、という状態で、こうした小さなひっかかりが大きなストレスになってしまっていたんですね。
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趣味=好きな事だからと言って、いつも同じテンション、同じペース、同じスピードで取り組まなければならない、ということはありません。
普段と違う取り組み方をしてみる(思い切って離れて、一切それをやらずにいる、というのも含みます)、それによって楽しさを思い出せることもあると思います。
どうすれば心地よく楽しめるかな?という考え方で、やったことのない方法をとり入れるのが、スランプを脱するヒントとなるのでは、と思います。