今日はその方法について書きたいと思います。
今回は無線綴じ、つまり糸や針金を使わずに、背を糊付けして固める方法で製本しました。
※作成にあたり、右のHPを参照しました。http://www.less-is-beautiful.com/20150118_new-years-card-2015/
材料
・印刷した小説(B5版)
・ボール紙(A3サイズ・表紙の補強用)
・きれいな紙(A3サイズ・表紙の装丁用)
道具
・クリップ(ダブルクリップ、目玉クリップなど大きなもの)
・カッター
・ボンド
・両面テープ
手順
A. 印刷した小説を冊子にする
①印刷した小説を揃えて、冊子の背になる側以外の三辺をクリップで留める
・背=本棚に本を立てた時にこっちを向いている、タイトルの書かれている部分、です。
・ここできちんと揃えておかないと、のちのちうまく接着できないので注意。
・ここできちんと揃えておかないと、のちのちうまく接着できないので注意。
②背になる部分に等間隔(今回は2cmおき)で切れ込みを入れていく。
③先程切れ込みを入れた背の部分全体にボンドを均一に塗り、背の全面を覆うようにすぐにティッシュを上に乗せてくっつける(今回はB5の長辺に糊付けしたので、ティッシュ2枚分縦に並べて乗せました)。
・あとで処理するので、この時に、ティッシュをはがしたり、切って整形したりしないで、そのまま乗せてよいです。
・上の写真のように冊子を平置きして、横から塗るとよいです。背の部分上にして、上からボンドを塗ると、垂れてきてページがくっついてしまいます。
・ここできちんと糊付けしないと、ページが脱落してしまうので注意。
・ボンドは少しずつ乗せ、指やへらでボンドを伸ばしていくとよいです。
④ティッシュがふわふわ浮き上がっているので、ティッシュの上からさらにボンドを塗る
⑤乾かす。
B. 表紙作り
乾くのを待つ間に、表紙を作りましょう。
・切れ込みが入ったら、それに合わせて折り目をつけておきましょう。
・今回は2mmずつ、計4mm分の背の厚みを見積もりました。冊子の厚さによって、切れ込みを入れる場所を変えてください。
・カッターに力をこめてボール紙を切断しないように。
③ボール紙の背の部分以外に両面テープを貼り、表紙の紙と貼り合わせる。
半面貼ったところ |
・いっぺんに貼るのでなく、まず表紙、貼り終わったら裏表紙というように片面ずつ分けて貼るとよいです。
・表紙の紙の中心とボール紙の中心を揃えましょう。このあとはみ出している装丁用の紙を折り込んでとめますが、その折り込む部分が上下、左右均等な長さになっていると美しいです。
④貼り終わったら、はみ出している表紙装丁用の紙の角の部分に切れ込みを入れ、すべて内側に折り込み、ボンドで留める。
こんな感じで切れ込みを入れて |
⑤乾かす。
C. 合冊
乾きました。合冊しましょう。
①Aで作った冊子のはみ出しているティッシュを切る。
・この時、ぱらぱら開いてみてページが落ちてこないか確認しましょう。
②背の部分にボンドを塗り、表紙と貼り合わせる。
③乾くのを待つ。
完成…!
試行錯誤しながら初めて作りましたが、乾燥時間を含めないで1時間半くらいでできました。