①お手本(こんな絵を切ってみたいなと思うもの)を見つける。
②そのお手本を細部までじっくり観察し、分析する。
③真似て描いてみる。
私の場合、初めて下絵を真似して描いたのは、蒼山日菜さんの作品でした。
蒼山さんの作品が掲載されている本を買い、「すごーい…」と眺めていたある日、「あれ?このすごい絵はなんですごいんだろう?」
と思って、じっくり分析してみました。
その結果、
・細部まで描き込まれているからすごい
・唐草模様がすごい
・黒と白の色のバランスがダイナミックですごい
…など気づいたのです。
さらに、この「すごい」をどうやって自分で実現できるか考え、
・細部まで描き込む→白い部分が大きく残りそうな時は、そこを直線や曲線で区切るように模様を描き入れるとよいのでは
・唐草模様→よく見るとうねうね曲線の書き方にパターンがある、そこに葉っぱをつければそれっぽくなりそう
・黒と白のバランス→黒い部分を、あえて模様など入れず黒いまま大きく残すとかっこいいらしい
と分析したのです。
分析結果を意識しながら、蒼山さんの作品を模写して下絵を描いていくうちに、少しずつ「かっこいい下絵」のコツが掴めてきたのです。
すごい絵も、よくよく分解してみると、単純なパーツから構成されていることがよくあります。それに気づくと、これなら自分でも描ける!というところにまで落とし込めるのではないかと思います。